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土木建築業からの農業ビジネス新規参入セミナー  
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土木建築業からの農業ビジネス新規参入“驚くべき365日業態転換物語”
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エコ掲示板
株式会社 久保組  代表取締役

久保 弘幸 氏
廃棄物・処理情報等についての活発な書き込みが盛りだくさんです (※会員制)
1992年に社長に就任した二代目。砂利採取販売・土木工事からスタートし、現在では廃棄物処理事業として木屑の破砕・チップ化を手がけ、安定型処分場(83,440m2)を保有している。さらに、農場40haを保有しており、以前より北海道の特徴を活かした農業展開を模索していた。地域密着型食品リサイクルネットワークの取り組みに出会い、一気に食品リサイクル・農業ビジネスへの注力を加速。来年度には、自社で生産する液体肥料を活用し、農薬・化学肥料を一切使用せず、大豆・玉ねぎ・トマトの栽培を行うとともに、地元生産農家と連携した農業への取り組みを拡大する。いよいよ、農業、食品製造業への第一歩を踏み出すことになる。現在、液体肥料製造装置、日産1トンタイプが稼働中。本社は北海道上川郡当麻町、年商10億円、従業員数23名。
セミナー情報
       
過去に環境ビジネスグループが主催したセミナー情報が満載
         
環境ビジネス研究サークル
 
環境ビジネスグループ運営。ほぼ毎月勉強会開催。過去のレポートもあります
                     
(株)船井総合研究所  第八経営支援部
食品リサイクル支援チーム   チームリーダー


山田 浩太
環境プロジェクト
各分野のプロが担当する事業のご紹介です。参加企業様募集中です
大手総合電機メーカー勤務を経て、(株)船井総合研究所に入社。農業ビジネスおよび食品リサイクル事業を中心とした環境事業の展開を支援している。全国各地のネットワーク構築にあたり、食品廃棄物の排出元から生産者(農家)・消費者開拓、農産物販売に至るまで、現場に入り込んだサポートを行っている。机上の空論ではなく現場主義を心がけ、環境関連企 業だけでなく異業種でも安心して参入できるよう、事業成功までの緻密なフォローを行っている。農業分野におけるコンサルティングでは各地の状況に合わせた具体的な提案を行っている。
このサイトは 船井総合研究所、環境ビジネスコンサルティンググループが運営しています。

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  山田 久保社長とはじめてお会いしてからもう1年半になりますねぇ。    
久保 もう、そんなになりますか?早いですねぇ。ちょうど1年半くらい前に船井さんのホームページ(eco-webnet.com)を拝見して、名古屋のセミナーに参加したんだけど、正直言って、そんなにうまい話があるわけが無いと思いましたよ。(笑)
エコウェブネット 船井総合研究所環境ビジネスコンサルティンググループの紹介
事業領域、メンバー紹介
   
山田 あはは、わかります。まさに今、このレポートを読んでいる社長様方と同じ状況だったわけですね。
久保 そうです。土木建築業界はどこも業績の落ち込みが激しく、うちも毎年大きく売上が落ち込んでいました。そんな中、北海道の強みを少しでも活かせる農業ビジネスをやりたいと常々考えていたんです。
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山田 土木建築業から農業への帰農の動きは、最近になって注目を集めてきましたよね。    
           
久保 ただし、普通の農業をやったのでは儲からないし、どのように始めるべきかが、ずっと明確に描けずにいた中、半信半疑で船井さんのセミナーに参加したというわけです。    
           

船井総合研究所オフィシャルサイト
船井総研本体サイトです
           
山田 なるほど。それで実際にセミナーに参加してみてどうでしたか?    
           
久保

生ゴミから液体肥料を作って農業をする、そして農産物の流通まで手がけるという船井さんのビジネスモデルに方向性が見えた!という気持ちになりました。
特に、まずは食品リサイクルビジネスへの新規参入により利益を確保するという考え方ができるようになって、取り組みがしやすくなったんです。

   

船井総研発
セミナーテープ販売サイト
           
山田 そうですね。長い目で見れば、農業は食糧問題により必ず大きなビジネスチャンスとなりますが、短期的に取り組んでいける仕組みを構築する必要がありますからね    
           
                 
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久保 それと、これまでは堆肥化をする技術は沢山あったのですが、あまりいい評判は聞きませんでした。なかなか、農家が喜んで使用するまで肥料化できていないことが多かったんですよ。
しかも、結局は不法投棄まがいの処理をしていたり焼却されたりしているという話も聞きます。一方、この液体肥料化技術は24時間で畑に投入できるのですから、最初は本当に驚きましたよ。
       
山田 そうなんです。一般的には、生ゴミから堆肥化すると、塩害や油分による作物の生育障害が発生することが問題視されていますが、この液体肥料は10年以上にわたり一切問題になったことはないということも驚きですよね。
       
                           
                           
  久保 液体肥料になること自体が不思議に思っていたのですが、セミナー参加後、すぐに群馬の現場見学会に参加し、装置見学、農場見学をさせていただいて、まさに目からうろこといった感じだったのを思い出します。特に、そのときに生で食べた玉ねぎの甘さは忘れられませんね。
いろいろと農家の方々の話を聞いてみても、どれも糖度が上がって甘みのある野菜ができ、化学肥料で栽培したものと比較すると味の差は歴然としていたんですから、本当に驚きの連続でしたよ。糖度が上がる理論や農法もしっかりと確立されていたのも安心できましたね。
         
  山田 やはり、農業や食品リサイクルの成功ポイントは、最終的な商品となる野菜の品質が良くて、売れなくては全く意味がありませんからね。逆に、この取り組みで生産した野菜がどんどん売れていけば、この事業は全て上手くいきますから。当たり前ですが、出口側が何よりも重要なんです。
         
  久保 その通りですね。土木建築業では物を売るということがほとんどありませんでしたが、これからは販売発想が必要だと痛感しています。
         
  山田 実際に取り組みを開始したのは、2004年9月からでしたね。やることも沢山あったかと思いますが、どうでしたか?
         
  久保 何しろ、担当者の群馬での農業研修、自社のテスト栽培、廃棄物の排出元である食品工場回り、行政回り、地元生産農家向けセミナーの開催・・・ あげたら切りがないくらいですが、新しいことを始めるというのはパワーのいることですね。
その分やりがいはありますけど。
         
  山田 今ではこの取り組みも全国で10ヶ所くらいになりましたが、どこでもほぼ同じ状況ですね。ただし、廃棄物の分野は地域性がありますが。
         
  久保 うちは、その廃棄物で結構苦労しましたよ。なんせ、6円/kgでリサイクルしているような企業もあって、調査を始めた当初は、食品廃棄物が集まるかどうか不安でしたね。
         
  山田 そうでしたね。正直言って、いろいろと調査を進めていくにあたり、旭川エリアの状況がわかってくると、厳しい現状が見えてきましたからね。
         
  久保 でも、この液体肥料を用いた農業には何としても取り組んでいきたかったので、粘り強く排出元企業にリサイクルネットワークの取り組み状況を伝えていったのが良かったと思っています。今では、大手食品メーカー3社との取り引きができて、処理能力1t/日の装置を用いて液体肥料の生産も順調に行っています。
         
         
                                         
    山田 久保社長のそういった姿勢が、大手食品メーカーの排出者責任を徹底していくという面において信頼を得られたのでしょうね。特に大手企業の最近の傾向としては、間違いなく適正処理をしてくれるところを最優先に考えていますから。            
                       
    久保 北海道のソフトランディング対策事業としての補助金も取得できたことも、信頼向上に繋がったのかも知れません。            
                       
    山田 一方では液体肥料を使用する生産農家の開拓にもかなり力を入れてきましたよね。            
                       
    久保 1年目、2年目の冬場の農閑期には、毎月のように生産農家向けセミナーを開催して液体肥料を活用した独自の農法啓発を徹底的に行いましたからね。おかげで、今年の春には冬場に蓄積した150t近い液体肥料が約15世帯の契約農家へ2ヶ月ほどで完売してしまいました。            
                       
    山田 液体肥料を使用している生産農家の実績も本当に目を見張るものがありますよね。            
                       
    久保 そうなんです。正直言って、ここまで成果が出るとは思っていませんでしたよ。キュウリ農家では、糖度が3度から5度に上がり、イチゴ農家は大手のホテルに直接取り引きができるようになって旭川で一番と言われるようになったほどです。            
                       
                       
  葛v保組の食品リサイクル施設   液体肥料製造装置1tタイプ
   
山田 全国各地の食品リサイクルの取り組みを見ても、生産した肥料が生産農家に喜ばれ使用されるケースは本当に少ないので、素晴らしいことですね。しっかりと販売できていますし。
     
久保 むしろ、予想以上の需要で全く供給が追いついていない状況なんです。40haの自社農場で使用する分もほとんど確保できない状況になってしまい、農業への取り組みが遅れ気味なのが残念です。
     
山田 ちなみに、今の廃棄物と液体肥料の売上はどうなっていますか?
       
久保 食品廃棄物はキロあたり20円前後で受け入れ、液体肥料は精製レベルによって6,000円〜10,000円/t程度で販売しています。
       
山田 これからいよいよ本格的な取り組みになってきますね。
     
久保 そうです。近々、5t/日のプラントを導入し、本格的な展開を行っていきます。そうなれば、更に多くの生産農家へ供給できるようになりますし、自社農場でも大規模な展開ができるようになるでしょう。
     
       
          液体肥料運搬用タンクローリー     40haの広大な自社農場
                         
山田 自社農場の今年の動きはどうなりそうですか?
久保 まずは、トマト、玉ねぎ、大豆をテスト的に栽培しており、有機JAS認証の申請も進めています。トマトはトマトジュースに、タマネギはホテルに一次加工品として納められる見込みです。そして、大豆は本州の豆腐工場へ納入する予定です。食の安全への意識が高まる中で、大手スーパーは“生産者の顔の見える”商品に力を入れていますし、学校給食の食材の見直しも始まっています。地域に密着した土木建築企業が、その地の利を活かして復活するチャンスだと思っています!
     
山田 まさに、土木建築業からの農業・食品リサイクルビジネス、さらには食品製造業への大業態転換の始まりですね。久保社長の農業・食品リサイクルに対する考え方、そして1年を通しての地道な取り組みは、志ある土木建築業の皆さんの励みになるでしょう。今度の土木建築業経営者セミナーでは、このあたりのお話もいただけるんですよね?
     
久保 はい。人前でお話しするほどのことでもないのですが、少しでも参考になるのでしたら出来るだけ詳しくお話したいと思っています。
     
山田 皆さん期待されていると思います。私自身も日々お手伝いしながら、これからが本当に楽しみです。本日は有難うございました。
     
                         
     
     久保社長は自ら率先して現場に入り込み、誰よりも熱い思いで本事業の立ち上げを進めてきております。2004年9月から農業・食品リサイクルビジネスのご支援をスタートし、約1年間で本事業のスキームが構築できたのも、こうした久保社長の姿勢によるものでしょう!もちろん、従業員の方々のサポートがあったらからこそ現在に至っているわけですが、改めて事業成功の最大要因はトップの取り組み姿勢だと実感させられました。
これからの本格的な事業展開、そして益々拡がる夢に向かって、邁進していっていただきたいと思います。我々としても全力でサポートさせていただきます!
                           
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