VOL164.「エコカー減税、エコカー補助金」
今、自動車業界の活性化策として、
「エコカー減税」、及び、「エコカー補助金制度」が施行されている。
と同時に、
「13年を超えた車は環境に悪いから廃車にして新車を購入しよう」
という政策も開始されている。
まあ、全く環境対策をしていない自動車を買うよりは、
エコカーと呼ばれる環境に優しい自動車
(ただし、本当に環境に優しいかは甚だ疑問)
を買うことを奨励するのは分かる。
しかし、これらの政策は、完全に時代の流れとは逆行している、
これまでの資本主義的な小手先の政策に過ぎないと感じる。
「作って、売って、買って、使って、捨てて・・・」
また、
「作って、売って、買って、使って、捨てて・・・」
そして、また、
「作って、売って、買って、使って、捨てて・・・」
・・・・・・・・・・・・
とにかく、大量生産・大量販売・大量消費・大量廃棄・・・という
“資本主義的な悪循環”から抜け出さないと将来は見えないのに、
どうしても、その悪循環に逆戻りさせたいのだろう。
政府もそうだが、
既存業界、及び、企業側もそういう考え方からなかなか抜け出せない。
本来、あるべき姿は、
古い自動車は、出来る限り、修理してクリーニングしてメンテナンスして、
そして、また、使う。
より長持ちさせる。
無理に買い替えしない。
日本の修理技術、クリーニング技術、メンテナンス技術は世界一。
例えば、エンジン内部の洗浄であっても、
環境を害さず、機械部品も害さないエコ洗浄技術はすでに存在している。
これを活用すれば、古いエンジンでも、その性能は上がり、燃費が良くなり、
排ガスもキレイになる。
新車を生産するよりは、圧倒的に環境負荷が掛からない。
修理ビジネスマーケット
クリーニングビジネスマーケット
メンテナンスビジネスマーケット
リユースビジネスマーケット
リサイクルビジネスマーケット
そういったアフターマーケットをもっともっと充実させるべきである。
ただし、例えば、クリーニングビジネスマーケットであっても、
従来のような石油系洗剤・塩素系洗剤に依存した技術・システムでは良くない。
それでは、クリーニング後の廃液・排水により環境負荷が高くなる。
従来の石油系洗剤・塩素系洗剤に依存しない技術・システムは
すでに確立されているので、
それらを普及させなければいけない。
将来に向けた新技術・新システムの開発・導入により、
ゼロ発想で、新しいビジネスマーケットを作り、
善循環型のシステムを構築すべき時だと思う。
これまでの日本は、工場立国・生産立国主義であった。
いわゆる、プロダクトマーケット主導であった。
これからは、すべての業界で、アフターマーケット主導にして、
アフターを考えたプロダクトをしなければいけない。
つまり、修理・クリーニング・メンテナンス・リユース・リサイクルを
前提にした生産・販売・流通システムである。
「とにかく、大量に作って、大量に売って、大量に使って、大量に捨てる!」
ではなく、
「“省量”作って、“省量”売って、“省量”使って、そして、
完全修理・完全クリーニング・完全メンテナンス・完全リユース・完全リサイクル!」
「使い始めたら、より長く使う、よりメンテナンスして使う、
本当に要らなくなったら、リユースする、リサイクルする」
そういう姿が理想系だ。
これこそ、常に私が言っている“江戸時代型ビジネスモデル”のことである。
企業としても、爆発的な収入UP、莫大な売上利益を得るのではなく、
小さいながらも、地道に・・・、継続的に・・・、安定した・・・、
経営をしていくことを目指すべきだ。

