VOL196.「トヨタ リコール問題」
今、トヨタのリコール問題が話題である。
リコールすべき自動車は全世界で500万台とも言われているようだ。
有名なので、ご存知の方も多いと思うが、
「ハインリッヒの法則」というものがある。
それを要約すると以下の通りである。
1件の重大な事故・災害の裏には、
29件の軽微な事故・災害があり、
300件のヒヤッとしたりハッとした現象が起きている。
「1:29:300」の法則とも言う。
ちなみに、トヨタの場合、
2007年にはブレーキの不具合が把握されていたようだ。
と言うことは、その当時から、現場レベルでは、
細かな不具合が多発していた可能性がある。
その細かな不具合への対策が有効でなかった結果が
今回の惨劇に繋がったと言える。
そう言えば、2007年と言うと、
リーマンショック前であり、
トヨタ創業以来、史上最高利益を稼いでいた時期に相当する。
どこか、トヨタが史上最高利益に胡坐(あぐら)をかいていたのかもしれない。
そもそも、日本の自動車業界というのは異常である。
新車を買っては数年で買い替え、
そして、新車を買ってはまた買い替え・・・。
確かに、メーカーは新機能・新デザインを投入しているが、
一体、そんなに自動車を買い替える必要があるのだろうか・・・?
異常なまでの大量な宣伝・広告をして、
まだまだ使える自動車の買い替えを煽りたて、
「お次はこれが出来ました!」
とやっているのである。
便利になってプラス面も多いが、同様に、マイナス面も多い。
CO2を本当に大量に排出しているのは、
産業界もそうだが、一般消費者が乗る自動車から排出される排ガスである。
まさに、温暖化の元凶だ!
これまでのトヨタの利益は、ある意味、環境悪化の代償とも言える。
トヨタが利益を出している分、環境破壊が進んだと捉えられても仕方がない。
これまで資本主義の中での企業利益というものは、
どうしても、環境破壊に直結するものであり、
「企業利益分⇒企業のプラス⇒環境破壊分⇒地球のマイナス」なのである。
確かに、業界の中でトヨタは環境意識世界NO1で、
プリウスなどもいち早く作り上げたが、
過去の膨大な累積利益(=環境悪化の牽引)を考えると、
もっともっと環境貢献しなければいけない。
過去の膨大な累積利益を相当つぎ込んでも、
もっともっと環境貢献しなければいけない。
私はそう思う。
新型プリウス全車がリコールだというのも、
何か因縁めいている。
もしかしたら、「“天”の計らい」?で、
今回のリコール問題を起こさせたのかもしれない・・・。
今回の問題で、現場レベルの対応の不手際を責めるだけでなく、
「世界にとって、本当に必要なことは何なのか?」
「世界NO1自動車メーカーとしての責務は何なのか?」
その本質に目を向けて解決に当たって欲しいと思う。



