VOL5.「物理学とは哲学である」
私が得意だった科目は数学と物理と、そして、体育。
体育は小学校の頃から大好きで大得意。
数学は微分・積分が始まった頃から特に得意になった。
物理の場合、元々得意だったが、本当に好きになったのは
大学受験の勉強の時である。
(物理学が得意になり、大学では工学部原子核工学科に入学した。)
大学予備校の物理の担当で坂場先生という方がいらっしゃった。
この先生との出会いが、私の物理学に対する価値観を変えた、
と言っても過言ではない。
坂場先生と出会うことにより、
“物理学とは哲学である”と気付いた。
先生自身が、直接、そのような言い回しをしていたわけではないが、
先生の授業を聞いているとそう感じてきた。
ニュートンの万有引力の法則では、
ニュートンがどのように考えてその法則を導き出したか?
フラミングの左手の法則では、
フラミングがどういう思考でその法則に至ったか?
そして、アインシュタインは・・・・・?
先生の授業を聞くと、先人の考え方に触れることが出来た。
現存する物理学法則にはすべて、
その法則を導き出した学者の自然界に対する考え方が表されている。
例えば、
ある学者は自然界を恐い存在と考える、
台風・地震・雷・・・・、天災を起こすから・・・。
ある学者は自然界を優しい存在と考える、
暖かい太陽が注ぎ、心地よい風を作ってくれるから・・・。
いずれも正しいのかもしれない。いずれもその人独自の考え方。
“法則”とは“考え方”であり、“普遍の規律”ではない。
だから、時代が変われば、“法則”=“考え方”は変わる。
ニュートンの考え方・・・・・、昔は正しかったが、
今となっては(間違いとは言えないが)その考え方はもう古い。
“物理学とは哲学”
自然界に対する考え方を学ぶ学問。
自然界に対する思いを論じ合う学問。
だから、物理の公式だけ覚えても全くの無意味。
なぜ、その公式が導きされたのか?を追求しないと全くの無意味。
私の現在の環境ビジネスコンサルタント生活において、
このような物理学の本質に接したことが、実に大きな影響を与えている。
環境ビジネスとは、自然界とビジネス界のマッチングにより成り立つからである。
そして、自然界の本質を知らなければ、
いくらビジネス界を知っていても、環境ビジネスの本質には辿り着けないだろう。