VOL12.「本来の自分」
入社以来ずっと、
一般的な業界、つまり、小売業・サービス業・製造業界向けに
業績向上・売上利益UPや人事・組織体制の整備というテーマで
コンサルティングをしてきた。
そして、環境ビジネスに関するコンサルティングへシフトしようと
目覚めたのが2000年ごろ。
入社約10年後の時である。
誰から聞いたわけでもなく、
何かの書籍を読んだわけでもなく、
ましてや、インターネットで調べたわけでもない。
何しろ、“環境ビジネスコンサルティング”という言葉は、
その当時、無かったのだから・・・・・。
どれぐらいのマーケットがあるかなど、正直、知らなかった。
”自分の感覚”だけが頼り。
”自分の本能”に賭けてみた。
ところで、当時の私は、船井総研の中でグループマネージャーという立場で、
約40人の部下がいた。
生まれつき、私は一匹狼的なタイプ。
協調とか、共同とか、そういうものが全く苦手なタイプ。
どちらかと言うと、むしろ和を乱すタイプ。
ましてや、他人様の上に立って管理するなどということは一番嫌いな仕事。
自分自身、管理されるのが嫌いな人間。
だから、「どうして他人様を管理できるか!」というのが本音。
でも、組織上そういう立場になってしまった。
(今思っても、当時の部下は本当に優秀だった。
マネージャーの私がこんな人間なのに、業績は良かったのだから。)
ただし、新しいマーケット(環境ビジネスコンサルティング)を
これから切り開いていこうと決めてからは、
正直言って、組織の長であることが邪魔になってきた。
もう一度、たった1人になって、身も心もゼロからの出発をしたい!
そう思うようになった。
グループマネージャーという立場を捨て、
組織上も駆け出しのコンサルタントの立場で始めよう!
そう思った。
今の立場に案住していてはダメ!
逃げ帰る場所があってはダメ!
そんな気持ちでは新しいマーケットは開拓できない!
自分で自分にリスクを掛けよう!
そう強く思った。
立場というか、肩書きに縛られて、
自分の思いに背くことはしたくなかった。
そして、新しいマーケットを作り上げるには、
全員、全く新しいメンバーでやっていこうと思った。
私自身、身も心もゼロにするので、メンバーも既存社員ではなく、
新しく採用してゼロから育て上げよう!そう思った。
そこで、社長(当時、副社長)と専務(当時、本部長)に
これまでの私の気持ちを伝えて、その上で、降格志願をした。
降格志願ということは、降給志願でもある。
要は、給料を落としてくれ!と。
当たり前だが、名刺にもグループマネージャーという肩書きは消える。
形式上、駆け出しのコンサルタントと同じ。
本当に、社長・専務は懐が深い。
私の性格・性分も理解していて、了承して頂いたのである。
もともと形式とか、肩書きとかには全く疎い人間なので、
本音を言えば、本当にスッキリした。
さらに、住んでいる場所を変えよう!と思った。
当時、私は大阪に住んでいたのだが、
東京に住所を移した。
妻と子供2人と一緒に、住所まで変えた。
大阪から東京の移動ということなので、部署も変わった。
立場や職位を捨てた。
給料も下がった。
部署も変えた。
住所(私生活)も変えた。
それまで本当に気心の分かった顔馴染みの社員とも離れた。
”全くのゼロ・・・・・”。
しかし、不思議なことに全く不安は無かった。
将来への希望しかなかった。
なぜだろう・・・・・?
これが私の念願の姿だったからだ。
本来の自分・・・・・・。
実は、このブログのサブタイトルにもなっている・・・・・。
「完成されたものに興味はない!常に未知に挑む開拓者でありたい!」
入社して10年、やっと本来の自分に戻れた。