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VOL9.「下棲み時代を経て・・・」

私が船井総研に入社したのは、
名古屋大学工学部原子核工学科を卒業した年の1990年。

入社してしばらくは、いわゆる、下棲み生活。
新卒で入ってすぐにコンサルティングなど出来る訳はない。
先輩コンサルタントの仕事の裏方役として、数多くの現場調査をして、
膨大な調査資料を作成したり、
何万データという気の遠くなるようなデータの整理をした。
そして、先輩コンサルタントの指示を受けて、
コンサルティグレポートを書き上げて、クライアントに提供した。

船井総研のコンサルタントは本当に良く働く。
特に、キャリアの浅い駆け出しの若手は、まだまだ、実績がなく、
質では勝負できないので、量で頑張るしかない。
それこそ、365日24時間頑張ります!という感じ。
徹夜など当たり前!土日など関係なし!
もちろん、すべては自己研鑽。
すべてが自分の為の勉強
自らのキャリアアップの為の勉強。
自分の将来の為の投資である
先輩からの命令で働くという感じではなく、
自らのキャリアアップ・スキルアップの為には、
時間と量で頑張るしかない。
他人より1年でも2年でも、
それこそ、1日でも2日でも早く成長する為である。
自分で決断して、自分で仕事(勉強)をしていく

だから、一にも二にも、体力が必要。
頭は二の次、三の次と言ってもいいかも?しれない。

若手の下棲み時代の十数年前は、
私自身、環境関連には全くタッチしていなかった。
まあ、世の中の流れ的にも、
環境ビジネスという言葉さえも無かった時代だ。

当時の私は、小売業・卸売業・サービス業といった業界の
コンサルティングを担当していた。
小売業・卸売業・サービス業・製造業といった業界のクライアントに対して、
「いかに新規顧客を開拓するか?」
「固定客はどうやって作るか?」
「広告宣伝は何をすべきか?」
「いかに売上利益を上げていくか?」・・・・・、
というテーマ、つまり、集客UP・売上UP・利益UPの
マーケティングコンサルティングがメインであった。

“環境”とか、“エコロジー”とは全く無縁。
クライアントの“売上”“利益”“儲け”を上げる為の
ノウハウを徹底的に研究してコンサルティングした。
クライアントの売上・利益・儲けを上げる為には何でもやった。
売上・利益・儲けを上げることこそが正義と思っていた
そして、多くの成功事例と実績を作り上げることが出来た。

さらには、企業の経営計画や人事制度・給与体系、組織体制、
内部システム、あるいは、幹部研修や営業マン教育等の
マネジメントコンサルティングでも実績を残せるようになってきた。

そして、それこそ破竹の勢いで、
船井総研の中でもトップコンサルタントの仲間入りをすることができた。

しかし、今考えると、ゾッとする。
とにかく、利益性追求!経済性優先!で、
“環境”“エコロジー”という概念は全く無視していたのだから・・・・・

ところが、やがて、そういう私にも心の中の転機が訪れてきた・・・・・・。

(次回に続く)