VOL40.「稼がなければ生きていけない!」
4月に入ったからであろうか、ビジネス街を歩くと、
一瞬見ただけで新入社員(初々しさがある)と分かる人たちが目立つ。
ちょうど今頃、各企業では入社式が終わった頃である。
ちなみに、私は大学卒業してすぐに船井総研に入った新卒組である。
普通の人は入社式くらい覚えているとは思うが、
どんな入社式だったか?・・・・、私は完全に忘れてしまっている
(当時の船井総研でも入社式があったはずであるが・・・)
ただ、覚えているのは、それほど気負っていなかったということである。
「よし!頑張るぞ!」とか、「いよいよ社会人だな!」とか、
そんな思いというか、心に決するものはなくて、
別に緊張もせず、不安もなく、かなり気楽に構えていたものだ。
それどころか、
「やっと仕事が出来る!」、
本音でもっと言うと、何と・・・、
「これで楽になる!」
くらいに思っていた。
何とも生意気な若僧だったものだ。
私の大学時代は、工学部原子核工学科という学科上の特性により、
実験が多く授業も重なっていた。
当たり前だが、毎日、学校には行っていた。
一方で、当時の私は親からの仕送りはもらっていなかった。
いわゆる、自給自足。
生活費も学費も、全額、バイト等を通じて自分で稼いでいた。
平日の昼は、学生らしく実験を中心とした勉学。
平日の夜は、ショットバーでバーテンダーの仕事。
学生なので、夜の仕事が終わってから遊びに出掛けることも多く、
その場合、帰宅するのは朝4時とか5時。
朝9時過ぎには大学に行かなければいけないので、目を覚ますのは8時。
つまり、睡眠時間は3〜4時間程度だった。
日曜日は、日曜日で別な仕事もしていた。
したがって、休日という休日はあまりなかった・・・。
結構、忙しかった・・・。
(でも、すごく楽しかった・・・)
せっかく入った大学なので、留年などする訳にはいかない!
学費や生活費が必要なので、働かなければいけない!
風邪など引いている場合ではない!
多少、体調が悪くても働かなければいけない!
休むわけにはいかない!
とにかく、
“稼がなければ食べていけない!”
“自分の分は自分で稼がなければいけない!”
そういう強い思いが磨かれた。
(この思いは、現在のコンサルティング業にも非常に活かされている)
船井総研に入社した時、生意気にも「これで楽になる!」と感じたのは、
「要は、働くだけで良い!」と思ったからだ。
(学生時代の働くという意味と、社会人として働くという意味は、本来、
全く違うのに、当時の私は飛んだ勘違いをしていた・・・)
大学時代は「勉強する」のと「働く」のと、二束のわらじが必要だった。
それが、「社会人になったら働くだけで良い」と、
まあ、何とも短絡的な勘違いをしていた・・・。
しかし、
「稼がなければ生きていけない!」
「自分の分は自分で稼ぐ!」
「勉強して当たり前!働いて当たり前!」
「働かざるもの食うべからず!」
そして、
「結果を出さなければ意味は無い!」
という強い観念を18〜19才の頃から築き、実行してきたのは、
このような生活を送ってきたからである。