VOL66.「揺れる・・・・・」
皆さんもご存知のように、
首都圏の電力需要に供給が追い付かないとかで、
先日、東電が17年振りという電力供給調整を行った。
その結果、大手企業の工場の稼動が、一時、ストップしてしまった。
猛暑続きの影響はもちろんのこと、
中越沖地震の影響により、柏崎狩羽原発の一部で稼動が止まってしまって、
供給力不足になったのも、その原因の1つと言われている。
一方、ここ最近(と言っても、この1〜2年)、
首都圏での鉄道網のマヒと言うか、ストップが非常に多い。
JR東日本などは、毎日どこかで、機器の故障とか、
人身事故とかのトラブルが起こっており、
その度に電車の遅延が発生している。
何か・・・・・、
「消費活動を増やそう!」「スピードある生活を送ろう!」とすればするほど、
気象の影響やら、地震の影響やら、あるいは、人為的なミス等も重なって、
消費活動を減らす動き、スピードある生活を緩める動き、
にせざるを得ない感じがする。
私たち人間のやろうとする方向とは逆行するような、
そういう動きが常に生じてきている感じがする。
ブームとしてのLOHASという言葉が使われ出して久しいが・・・、
やはり、私たちは、
「本当にスローライフな生活にシフトしなければいけないのではないか?」
と感じざるを得ない。
確かに、そして、確実に、プライベートな生活では、
スローライフな生活スタイル・エコ的な生活スタイルを
目指す人たちが増えてきているようだ。
私も、自宅ではエアコンは付けておらず、したがって、一切、エアコンは使わない。
ウチワと扇風機だけである。
私だけではなく、健康を考えて、エアコンを使わない人が増えているようだ。
しかし、これがビジネス上では、
スローライフなビジネスタイル・エコ的なビジネススタイルが難しい。
せいぜい、空調温度を上げて、電気代を節約するくらいだ。
本当に根本的な・・・・・
“スローライフなビジネスタイル”・“エコ的なビジネススタイル”とは、
“生産活動を抑える”、あるいは、“消費活動を抑える”
ということだろう。
つまりは、
“企業活動を抑える”
もっと言うと、
“売上を落とす”
“利益を落とす”
ということになる。
これは、本来の企業活動の目的とは、全く逆行することだ。
「理想」と「現実」・・・
「やりたいこと」と「やらなければいけないこと」・・・
「本音」と「建て前」・・・
「オモテの顔」と「ウラの顔」・・・
常に、揺れる・・・
常に、悩む・・・
「エコ的なビジネススタイル」と「現実的な資本主義の世の中」と・・・
環境ビジネスを極めると言うことは、
ある意味、
“揺れる”ことでもあり、
“悩む”ことでもあるようだ。
今回のように、
地震や、異常気象や、あるいは、不意な事故・トラブルが起きると、
私は、常にこのようなことを思わざるを得ない。