VOL92.「in 大連」
11・12日の一泊二日で、中国の大連市に行って来た。
政府系の環境プロジェクトに参加する為の事前打ち合わせである。
数ある環境プロジェクトの中でも、
現在、下水処理場から排出される下水汚泥が大問題だそうである。
日本の場合、まず、下水汚泥は脱水され、脱水後には焼却されて、
最後には、焼却灰が最終処分場に埋め立てられる。
あるいは、一部、下水汚泥は堆肥化されていたり、
セメント原料にリサイクルされていたりする。
しかし、中国の場合、日本のレベルまでは脱水されておらず、
大半が“ドロドロのまま”ヘドロ状態で山間部に埋め立てられているようである。
もちろん、その埋立場も日本ほど整備されていないので、
ある意味、放置状態に近いらしい。
その結果、ドロドロのヘドロ状態の汚泥が地下に浸透して、
土壌汚染や地下水汚染に繋がっている可能性が高いと思われる。
そういう状態の中、ここ1〜2年の間で、
中国中央政府は、下水汚泥処理の改善命令を各地方政府に出したそうである。
したがって、各地方政府(特に、北京・上海・蘇州・大連等の主要都市)は、
下水汚泥処理の改善に躍起になっていて、
それと同時に、中国国内の環境関連企業側もビジネスチャンスと捉えて、
汚泥処理ビジネスへ参入する企業も急増しているようである。
中国は、水の問題とエネルギーの問題、この2つが環境関連の中でも急務の策のようだ。
で、こういった環境関連企業は、先進している日本企業の技術を取り入れたい意向が強いとのこと。
そこで、ある人脈を経由して、中国国内企業側から船井総研にオファーが来た、
というのが、今回、大連に行ってきた経緯である。
ところで、
確かに、中国よりは日本の技術の方が優れているが、
日本で、現在(過去)、普及している技術もベストとは言えない。
むしろ、今は普及していないが、
潜在的に隠れている最新技術の方が理に適っているので、それを世に広めていきたい、
と、私個人的には思っている。
したがって、もし、今回、参加することに決定するとすれば、
日本でもあまり普及されていない、
しかし、実に環境に配慮した、かつ、価格的にも現在の技術よりも安価な技術を
導入させたいと思っている。
ありがたいことに、私の元には、
環境関連の面白い技術・ユニークな技術・最新技術・今までの発想にない技術・・・
そういう情報が、毎日、飛び込んでくる。
(それは、勝手に飛び込んでくるのではなく、長い期間と手間を掛けて、環境関連の技術情報が飛び込んでくるような仕組みを作ったからであるが。)
さてさて、
これまで、仕事での訪中は10数回あるが、
北京・上海・天津・深浅だけで、大連は初めてだった。
中国を良く知る、いろいろな人から聞いていたが、
大連は中国の中でも日本人には一番馴染みのある地域。
確かに、北京や上海に比べると、日本人の感覚に近いものがあるなあ、とは感じた。
そう言えば、
今、日本では、中国産冷凍ギョ−ザ問題がクローズアップされているが、
大連では、ほとんど報道されておらず、そういう会話も出なかった。。。