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VOL96.「エコロジーとエコノミー その4」

『エコノミー(経済性)優先時代』『エコロジー(環境性)優先時代』を論じる4回目である。

『エコロジー(環境性)優先時代』とは、
経済性よりも環境性を重視する時代。
経済発展よりも、環境をより良くしていくことを重視する時代。
企業の売上・利益の向上よりも、環境負荷を低減していくことを重視する時代。

  化石燃料をバイオマス燃料に代えたり・・・、
  廃棄物は出さずにリサイクルを徹底させたり・・・、 
  排水をもっとキレイにして、水リサイクルを徹底させたり・・・、
  土壌汚染をもっと浄化して、地下水汚染を食い止めたり・・・、

リユース・リサイクル等、環境修復の手法はいろいろ講じなければいけないが、
根本的には・・・・・、
すべての生産・流通・販売・消費・廃棄を減らすことが必要。
つまりは、リデュース(削減)。

まず、すべきは、リデュース。
その後で、リユースであり、リサイクル。

  例えば、CO2排出権の導入でCO2排出量に制限が掛かるが、
  CO2を出したければ、排出権を買えば良い。
  排出権を買えば、CO2は出せる。
  と言うことは、全体としてのCO2は減りようがない。
  おカネさえあれば、CO2を出しても良いということになる。

これでは、根本的な解決にはならない。
根本的にCO2を減らさなければ・・・。


  使用するエネルギーを減らす・・・
  根本的に、排出するCO2を減らす・・・
  生産量を減らす・・・
  流通量を減らす・・・
  販売量を減らす・・・
  消費量を減らす・・・
  廃棄量を減らす・・・

根本的には、すべての経済活動を縮小せざるを得ない。

そして、どうしても生産・流通・販売・消費・廃棄するのであれば、
それこそ、環境に良い製品・商品を作り、環境に良い流通の仕方・販売の仕方・消費の仕方・廃棄の仕方をしていかなければいけない。
価格が安いから買う!のではなく、
環境に良いから買う!ようにしなければいけない。

そして、過大に、過剰に、・・・・・、
生産・流通・販売・消費・廃棄をしてはいけない。

これらは、国としての経済的な成長指標であるGDPを減らすことに直結するのだろう。
そして、企業としての売上・利益を減らすことにも直結するのだろう。

『エコロジー(環境性)優先時代』にするということは、
  勇気を持って、売上・利益を減らすことでもある。
  もちろん、給料も減る。
  勇気を持って、給料を減らすこと。
  贅沢な暮らしを手放すこと。
  質素な暮らしに戻ること。

ある意味、江戸時代のような生活にせざるを得ない。

  環境に良いことをしたいけど、
  贅沢な暮らしはしていきたい・・・。
  質素な暮らしはしたくない・・・。
  それは、無理なのだろう。

ただし、一方で、社会全体が、急に、江戸時代に逆戻りすることも難しい。

『“現代版”江戸時代ライフスタイル』『LOHASなライフスタイル』を考えなければいけない。

その時の産業の中心は、やはり、“農業”だろう。

『エコノミー(経済性)優先時代』で中心となる産業は工業。
そして、金融業。

一方で、『エコロジー(環境性)優先時代』で中心となるのは農業。
そして、観光業。

しかも、農薬・化学肥料頼りの現代型農業ではなく、
無農薬・無化学肥料の自然共生型・循環型の農業を中心としたもの。

まずは、自給自足的な家庭菜園の普及が基本となるだろう。

グルメブームに乗っかって、
エネルギーを大量に消費して、海外からやって来る海外輸入製品を食べるよりも、
すぐ近くで採れる新鮮野菜を食べることからスタートすべきだろう。


さてさて、農業を中心とした『エコロジー(環境性)優先時代』は、本当に来るのだろうか?


〜〜〜次回に続く〜〜〜

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