VOL109.「in SHANGHAI」
先週は、中国上海に行って来た。
もちろん、環境ビジネスコンサルティングの一環としてである。
このブログのVOL.104でも取り上げて、
北京の惨状を伝えたが、やはり、北京同様、
上海の上空一帯も深い霧のようなスモッグで覆われていて、
遠方の視界が非常に悪かった。
自動車の排気ガスなのか、
工場排気なのか、
黄砂の影響なのか分からないが、
明らかに、おかしな大気状態だ。
また、相変わらず、至る所で土木工事・建築工事がなされており、
ドンドン、高層ビルも建設されている。
何でも、今秋には、100階建ての超高層ビルが竣工するそうだ。
古いビル・マンションは解体され、新しいビル・マンションが新設されている。
良く言えば、まさに、建築活況。
ただし、現地の方々に聞いてみると、
古いビルの空室率が目立ってきているようだ。
確かに、新しいビルが新設されると、それだけ新しい入居が増えるが、
一方で、古いビルから新しいビルへの転居もあり、
転居された方の古いビルには新入居がない、というのだ。
常に、入居需要が旺盛で、家賃も上がり続けてきた時には
考えられなかったそうだ。
ところで、大型の公共工事や建築工事の場合、
まずは、土地の造成工事や地盤の掘削工事から始まる。
造成の為に森林伐採したり、
杭を打つ為に地盤を掘り返したり、
そして、その地盤に鉄筋を打ち込んだり・・・・・。
やはり、こういう現場を見ると、私はあまり良い気がしない。
地球の表面が削られていくことで、
何か、自分の体にメスが入っていくような・・・、
そんな感覚になる。
自分で自分のお腹にメスを入れて、
細胞を破壊していくような・・・、
本当に必要ならば、仕方ないかもしれない。
果たして、そこまで本当に必要なのだろうか???
不動産バブルにより、本当の需要ではなく、
投機目的だけで開発され続けた物件も多い。
まあ、現実的には、そのような工事のおかげで、
私たちは仕事が出来たり、便利・快適な生活が送れたりしていて、
何らかの利益を享受しているので、
そんな感覚を持つのは矛盾しているかもしれない。
「そんなことを思うなら、都会での仕事はさっさと辞めて、田舎にでも行って農作業でもやれ!」
と言われるかもしれない。
それも、その通りかもしれない。
そういう指摘を受けるのは仕方ないと思いつつ、
敢えて、今、このブログを書いているところである。
過剰な工事は止めて、本当に必要なものだけする。
地球環境を良くするような工事や自然を復元する工事は積極的に行い、
自然破壊するだけの工事は行わない。
早く、そういう時代になって欲しいものだ。
早く、そういう工事がもっと世の中に認められて、
推奨される時代になって欲しいものだ。
私自身、コンサルタントとして、その為の普及活動や啓発活動をしていきたい。
ところで、上海を後にして、成田空港に着いて、チラッと空を見た時、
スッと視界が良好だったので、本当にホッとした気分になった。
(それだけ、私は、上海のスモッグに対して、
上からふたをされているような、そんな重苦しい感じを受けた)