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2009年5月25日

VOL159.「食料・エネルギー・流通の自給自足」

これからの世の中の流れは、
(多少の浮き沈みはあるが)
低エネルギー化であり、“省”生産型であり、“省”消費型であり、
リユース・リサイクル・循環型に移らざるを得ない。

少なくとも、これから、
すべての企業売上や日本国民全員の給料が青天井でドンドン上昇していく世の中になる、
とは考えにくい。

そういう流れの中で自然発生的に生まれてくるのが、
前回ブログ158号でも伝えた“食料の自給自足”である。

家庭菜園・・・
(兼業農家)
市民農園・・・
委託農園・・・
企業農園・・・
・・・・

そういったものがドンドン増えていくだろう。
(実際、今、増えている)


“食料の自給自足”以外にも、
“自給自足”形態は増えていきそうだ。

まずは、“エネルギーの自給自足”

例えば、太陽光発電だ。
あれは、典型的な“現代型のエネルギー自給自足”形態。

(ただし、実際は、太陽光から得られる電力を各家庭で自ら使っている訳ではなく、
得られた電力分を電力会社に売電している形になっているが・・・。)

補助金枠も増えているので、太陽光の普及率は高まっていくだろう。


次に、“流通の自給自足”

“流通の自給自足”とは何かと言うと、
例えば、「フリーマーケット」である。

ブログ142号でも伝えているが、今、各地で「フリーマーケット」が増えている。
出展者も増えているが、来場者も急増している。

既存の小売販売店が客数を落としている一方で、
この「フリーマーケット」の需要は激増している

要らないものは欲しい人に超安値で売り、
欲しい人は要らない人から超安値で買える。

プロの販売業者を介さずに、自分で目利きして、自ら売って買って・・・。

もっと言うと、全くおカネを介さない「物々交換」も増えている。
欲しいものと要らないものを、お互い、交換し合うのだ。

この「物々交換」をWEB上で専門に扱う「物々交換サイト」も急増している。

まさに、“流通の自給自足”だ。

“流通の自給自足”形態としては、他にもある。

素人による個人WEBサイトでの販売やWEBオークション、
これらもかなり裾野が広がってきた。


“食料の自給自足”・・・
“エネルギーの自給自足”・・・
“流通の自給自足”・・・

これまで他に依存していたものを
「自己責任で自分で賄う」時代が来ている。

逆に言えば、
自己責任の弱い人、自分で賄うことの出来ない人、
は生きにくくなるだろう。

  景気が・・・
  国が・・・
  行政が・・・
  会社が・・・
  あの人が・・・

すぐ他に責任転嫁してしまう人、
自分を棚の上に上げて他を批判してしまう人、
自分はやっている!悪いのは周りだ!と他に原因を求めてしまう人、

そういう人は生きにくくなってしまうだろう。

安易に、
他に責任を転嫁せずに、
他に原因を求めずに、
是非、自己責任能力のある人間になりたいものだ。

2009年5月18日

VOL158.「農業研修 その壮大なるプラン」

前回ブログでも伝えたが、
5月9日(土)、船井総研社内メンバーで農業研修を行った。
そして、今後も継続して行う予定だ。

「なぜ、コンサルタントが土いじりを???」と言われそうなので、
今回は、その目的・意義・背景、
大袈裟に言えば、私が考える“壮大なるプラン”についてお伝えしよう。

本ブログのVOL.147「経済状況これからの見通し」、

及び、VOL148「実は、今が、一番、景気が良い時である!」

でも既述しているが、これからはもっと景気が悪化してくるだろう。

多少の浮き沈みはあるが、大きな世の中の流れは、
低エネルギー化であり、“省”消費型であり、
リユース・リサイクル・循環型に移らざるを得ない。

すると、企業の売上・利益は落ちていく。
その中では、現実的に社員の給料は落とさざるを得なくなる。

少なくとも、これから、日本国民全員の給料が青天井でドンドン上昇していく世の中になるとは考えにくい。

給料を下げざるを得ない状況の中、企業はどういう経営をすべきか?

究極は、社員の最低限の食料を確保してあげることだと思う。
つまりは、食材の現物支給である。
自給自足用の企業農園を作り、農産物(もちろん、有機無農薬)を栽培して、
社員に提供していくことだ。

社員には、週4〜5日は仕事をしてもらい、
週の1〜2日は田畑に出て農作業してもらう。
時には、社員の家族にも手伝ってもらう。
敢えて、家族の触れ合いを持たせるわけだ。

これまでは、「仕事の追及=家族の離散」になりがちな構図だったが、
これからは、「仕事の追求=家族の集結」を目指した方が時代に合っているだろう。

そして、出来た農産物は、社員の家族で分け合い、
それにより、最低限の食材は確保できて、精神的にも安定できる。

何も・・・、販売を目的としていないし、商売を目的としていないので、
不均一だろうが、形が崩れていようが、中味がしっかりしていれば構わない。

いわゆる、“自給自足”

社員それぞれが作り合って、もし、作り過ぎたら、お互いが分け合い、
足りない部分は補い合う。

いわゆる、物々交換

社員同士、自然に親睦も図れる。

バブル時などは、福利厚生ということで、
リゾートマンションだとか、リゾートホテルだとかを、
企業が競って購入していったことがある。

しかし、そんなことをするよりは、
企業農園でも作った方が福利厚生的にもより先進的であると思う。

土に触れる・・・、自然に触れる・・・、食に触れる・・・ことで、
自然界の偉大さ、凄さ、ありがたさ、難しさも体感できる。

感謝の念、畏敬の念も感じることが出来る。

我々、現代人はあまりにもそれを忘れてしまっている。
競争、マネー、売上、借金、数字、しがらみ・・・・・、
そういったものに振り回され過ぎている。


将来に向けて・・・・・、
“前向きに”売上を落とす!
給料を落とす!

そういったものが落ちても・・・・・、
より幸せになれる経営の仕方を目指す!
より幸せになれる生き方を目指す!

いや、逆かもしれない!

より幸せになる為に・・・・・、
“前向きに”売上を落とす!
給料を落とす!

中長期的には、そういうスタイルを目指した方が理に適っているように思える。
(ただし、現実的には、目先的・短期的に、急には無理だが・・・)

より売上を上げよう!
より給料を上げよう!
そうすれば、もっと幸せになれる!

日本全国民、そう思ってやってきた、この50年。
その結果が、今の姿。

間違っていたようだ。


以上の思いが私にはあり、今回の農業研修になったというわけだ。
決して遊びではなく、単なる親睦の意味でもなく、
未来型のビジネスライフを作っていく為の壮大なる実験と思っている。

※3年後には企業農園による本格的な自給自足の形になり、5年後には完成させたい!

2009年5月11日

VOL157.「農業研修」

5月9日(土)、農業研修を行った。

参加メンバーは、
私が統括をしている船井総研の環境ビジネスコンサルティンググループの
所属メンバー30名弱。

いわゆる、社内研修である。

場所は、日本で二校しかない農業の専門学校「鯉渕学園」(茨城県水戸市)の
敷地内農場をお借りした。

今回の栽培面積は150坪程度。

栽培品目は、とうもろこし、すいか、枝豆、かぼちゃ、ナス、
ピーマン、パプリカ、オクラ、ミニトマトの9種類。

夏に収穫できるような品目を選定し、
収穫時期には、参加メンバーで収穫祭をしてバーベキューをする予定である。

もちろん、取り組むのは農薬・化学肥料に全く頼らない有機・無農薬による農法である。

活用するのは食品残渣をリサイクルして作った液体肥料。
通常、食品残渣のリサイクル肥料というのは、
圧倒的に堆肥(コンポスト)、つまり、固形肥料が多いが、
弊社では液体肥料を推奨している。

実は、弊社コンサルタントの山田という者が、
すでに数年前から無農薬・無化学肥料農法の技術を研究・習得しており、
日々、クライアント企業の農業指導に当たっている。

(組織だって動いている大手経営コンサルティング会社で、
実際に農業指導が出来るのは、おそらく、船井総研くらいであろう)

それを、今回、若手社員・女性社員を含んでの社内研修をしたという訳だ。


朝、7:00過ぎには東京を出て、現地には9:00前に到着。
早速、農作業用服装に着替えて、その後、座学による1時間程度の基礎勉強会。

11:00には畑に出て、まずは、土作り。

どの品目をどこに植えるかレイアウトを決めた後、
液体肥料を撒き・・・、
トラクターに実際に乗って耕運し・・・、
鍬を使って土を掘り、畝を立て・・・、
マルチ(いわゆる、ビニールシート)を貼り・・・
種を撒き、苗を植え・・・、
そして、苗には水をやり・・・、
・・・・・・・

今回はここまでだが、今後もしっかりと管理していって、
8月の収穫際まで漕ぎ着けたいと思っている。


私は、実家の実家(母方の祖父)が専業農家だった為、
幼少時に多少の農作業体験はあるが、
今回の参加メンバーのほとんどは、本格的な農作業は初めてだった。

したがって、かなり試行錯誤で上手く行かない点もあったが、
充分に楽しめたようであった。

やはり、一緒に農作業・肉体作業をすることにより、
親睦も図れる。
健康体にもなれる。
土いじりの学習効果を通じて、脳も活性化される。
実は、直観力も養われていく。

そして、何と言っても、
現代人が忘れがちな、自然界の凄さ・偉大さ・ありがたさ、
かつ、難しさ・恐さを体験することが出来る。

これらは、どんな戦術・戦闘・テクニック論よりも、
本質的には大事なものと思う。


ところで、今回の農業研修には、別の大きな目的・意義・背景がある。
単なる親睦会ではないということだ。

実は、“壮大なプランの第一歩”なのである。

それについては、次回ブログで説明したい。

2009年5月 4日

VOL156.「インフルエンザ騒動」

メキシコの豚インフルエンザから端を発した新型インフルエンザが
全世界に広がっている。

昨日の段階だが、その国の数、19カ国。
もっと広がっていくのだろう。

何でも、その種の症状が出たら、感染の危険があることから、
病院には行かず、自宅療養が第一とのこと。
もちろん、公共やヒトの集まるところへの出入りは禁止。
病院に行くとしても、バスや電車は利用不可、
自家用車かタクシーを使わなければいけないようだ。

メキシコでは、教会の集会は中止、ヒトの多く集まるイベントも中止、
日本でも、まあ、GW中は強行して海外旅行をする方が多いようだが、
それ以降の海外修学旅行やビジネスでの海外渡航は延期・中止が相次いでいるとか・・・。

数年前だったろうか、
中国でSARSが大流行したこともあったが、
その時以上の広がりだ。

今後もっと感染が広がれば、極端な話、
ヒトの流れ、モノの流れ、・・・・・、すべてが止まってしまう可能性もある。

私は、こういう現象を見ていると、
どうしても、何かを暗示していると感じざるを得ない。


リーマンショックで金融が止まり、
輸出産業を中心にモノ作りやモノの売買が止まり、
すべてのビジネスは縮小化。

そこに来て、今回のインフルエンザ騒動。

これでもか・・・、これでもかと・・・、
経済活動を止めるような・・・、
一個人・一企業、さらには、一カ国ではどうしようもないような・・・、
そして、
もう拡大経済は止めろと言わんばかりの・・・、
トラブル・難題が次々に襲ってくる。

しかも、その対策は、すべて、どうしても後手後手・・・。


ただし、これら一連の流れを難題・試練・嫌なモノと考えるか?
あるいは、逆に、将来に向けた良いヒントと考えるか?

どうやら、

「拡大生産・拡大販売・拡大消費・拡大廃棄」の資本主義ビジネスを
追及してきたことに対して、
早いところ、そんな“原始時代のビジネスモデル”は辞めて、
新しい時代の、未来発想の、ビジネスモデルを実現させろ!

という助言であるように、私には感じる。

だいたい、豚インフルエンザの根本的要因は、
家畜を大量生産・大量販売する為に、
殺菌剤やら肥育剤やら、相当な化学薬剤や抗生物質・農薬やらを使いまくっての、
その結果の代償ではないのか?
家畜に対して、まるで食品機械の製造ラインのように考えてしまっての、
生物を生物と思わない、
その見返りではないのか?

我々は被害者のようでいて、実は加害者なのではないか???

そう思うと、

今後も、ドンドン、こういうもの(インフルエンザ的なもの)は出てくるだろう。


もう、本当に、我々は、スモールビジネスを追及していかないといけないようだ。

●大量生産・大量販売・大量消費ではなく、“省量”生産・“省量”販売・“省量”消費
●グローバルではなく、“リージョナル”
●国際化ではなく、“地域内循環・地産地消・地域密着”

そして、

自給自足型(食料の自給自足・エネルギーの自給自足・etc)で、
完全リユース&リサイクルで、
環境に良いもの・自然界にとって良いものしか、
作らない・流通させない・売らない・買わない・認めない・・・

そういう価値観へ一刻も早いシフトをしなければいけない!

私には、そう思える。





■菊池 功プロフィール

          菊池 功        環境ビジネス
コンサルティングを
ゼロから立ち上げた男!



株式会社船井総合研究所
執行役員
環境ビジネスコンサルティンググループ 部長
菊池 功(きくち いさお)

■株式会社船井総合研究所
 TEL:03-6212-2934
 FAX:03-6212-2943
 Mail:eco-webnet@eco-webnet.com



<出版書籍>
2011年12月16日発売!
『中小企業は「省エネ・節電ビジネス」で儲けなさい!』
中小企業は「環境ビジネス」で儲けなさい!

『50兆円市場を狙え! 新規事業は「環境ビジネス」で仕掛けなさい!』
50兆円市場を狙え! 新規事業は「環境ビジネス」で仕掛けなさい!

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