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2009年9月28日

VOL177.「2〜3年以内で、マーケットが飛躍的に伸びる環境ビジネスは?」

民主党政権に移ったことで、
今後、環境ビジネスマーケットが広がるという見方が圧倒的だ。

確かに、(まだまだ内容が全く詰め切れていないが)
例えば、CO2の25%削減方針は既定路線のようなので、
ビジネスチャンスが広まるのは確実のようだ。

そこで、今回、特に2〜3年以内で、
ビジネスマーケットが一気に広がりそうな分野は何か?
について、取り上げてみたい。

まずは、結論から言ってしまおう。

  1.省エネ分野
  2.太陽光分野
  3.バイオ燃料分野
  4.その他代替燃料分野
  5.家庭内不用品リユース分野
  6.事務所内不用品リユース分野
  7.食品リサイクル分野
  8.排水汚泥・下水汚泥分野
  9.その他廃棄物削減・有価物化分野
  10.国内クレジット制度分野
  etc

主なものを挙げただけでも、パッとこれだけ挙がる。

1の「省エネ」はその領域が相当幅広いが、
大きく分けると、2つになる。
それは、「機器・設備系」と「素材・材料系」である。

「機器・設備系」とは、省エネ機器・設備のことで、
照明・空調等の節電装置や
燃料(重油・軽油・灯油・ガス等)系の省エネ装置のことである。

その設備を付加することで、エネルギー効率(燃費)が向上して、
コストダウンに繋がる機器・設備のことである。

一方、「素材・材料系」とは、
従来の電熱線(ニクロム線等)に比べて熱伝導性の極めて良い素材とか、
従来の電線(銅線等)に比べて電気伝導性が極めて高い素材とか、
そういう素材・材料のことである。

上記いずれも、最近では開発競争が激しく、実に様々な技術・製品が出されている。
しかし、いずれにしても、コスト対効果が合わなければ、
売れていかないのはもちろんのことである。

2の「太陽光」は、もう誰でも認識していることで、言うまでもないだろう。

3の「バイオ燃料」について、
日本では、2年ほど前から「ヤトロファ」という植物が着目されてはいたが、
ここに来て、再注目されているようになっている。

5の「家庭内不用品リユース」、及び、6の「事務所内不用品リユース」、
これは非常に注目すべきマーケットである。

従来、家庭内可燃ゴミや一般事務所内可燃ゴミは、
自治体のクリーンセンター等で焼却処分されていたが、
自治体の財政負担軽減の為に、有料化や民間化が始まって来ている。

家庭内可燃ゴミや一般事務所内可燃ゴミのマーケット約3〜4兆円が
これまでとは全く違う形で動き出しているのである。
この約3〜4兆円のマーケットを狙わない手はない。

7の「食品リサイクル」は、これまで意識が低かった食品小売業や飲食業が
ここ1〜2年で意識が高まってきている。

8の「排水汚泥・下水汚泥」も、非常に潜在マーケットの大きいものである。
しかも、即効性のあるビジネスでもある。

ここで言う「排水汚泥」とは、工場の排水処理場から出る汚泥のことで、
「下水汚泥」とは、下水処理場から出る汚泥のことである。

これら汚泥の削減、及び、ゼロ可を提案できれば、
短期的なニーズでもあるので、飛躍的に成長可能である。

同様に、9の「その他廃棄物削減・有価物化」も短期的なニーズがある。
もはや、廃棄物も大量に運ぶ時代ではなくなった。

出来る限り有価物化して、
どうしようもない廃棄物であっても、現地で一次処理をして、
減容化・コンパクト化して、収集運搬する量を減らしていく時代になった。

10の「国内クレジット制度」も、経産省が躍起になって普及に努めているが、
まだまだ、理解度が低く模様眺めが多いようだ。
しかし、確実に増えていく市場であることは間違いないだろう。


以上、今回は特に2〜3年以内の有望マーケットをリストアップしただけだが、
実は、いずれもの分野へも、異業種からの参入が可能なものである。

本ブログでは、次回以降、それぞれについての詳しい説明をしていこう。

2009年9月21日

VOL176.「根源的な話」

本ブログでは何度も取り上げているが、
船井総研「環境ビジネスコンサルティンググループ」では、
社員研修の一環として農業研修を実施している。

社員持ち回り制で担当を決めて、農業に精を出している。

一昨日は、私が担当だったので農園に行って来た。

私の場合、畑に行くと(と言うか、土を見ると)、いつも、
「我々は、本当に自然界(土)の恵みを受けているんだなぁ・・・」
と、つくづく感じる。

言うまでもなく、私たちが食べている食料の大半は土から生まれたもの。

水耕栽培なるものもあるが、
米にしろ、野菜にしろ、果樹にしろ、
私たちが食べている食料の大半は土から生まれたものである。

土に含まれる栄養分を吸収して作物は育つ。

野菜以外の肉にしても、
豚や牛や鳥が食べる飼料は基本的には穀物なので、
結局、土により育っている、と言える。

そして、人間は、最終的にそのような穀物や肉を食べているので、
土から生まれ土により育っている、と言って良いだろう。


さらに、身の回りのものを探しても、すべて同様なことが言える。

例えば、都心部・街中にそびえ立つビル。

コンクリートの主要成分はセメントや水や砂利・砂。
そのセメントの主要元素は珪素やカルシウム・・・、
いずれにせよ、それら鉱物は土から得れる。

また、我々が日々乗る自動車や電車・バス、飛行機も、
その主要構成物は鉄や銅であったり、アルミであったり・・・。
最近では炭素繊維も使われているが、それらもまさに土の中の鉱物。

また、パソコンや携帯電話に内在する金やパラジウム・インビジウム等の
レアメタル系も、もちろん、まさに鉱物。

プラスチック樹脂は石油精製により出来るが、
これも土から掘り出されて生まれてくる。

そう思うと、
「すべての物質は土から生まれて、形を変えて存在している」
と言える。

したがって、私は、常に、
「我々は、本当に自然界(土)の恵みを受けているんだなぁ・・・」
と思っている。

そうすると、“感謝の念”と言うか、“畏敬の思い”と言うか、
根源的には、そういう思いがこみ上げてくる。

(と同時に・・・、
「人間ってスゴイ!土からパソコンを作るんだから!」
とも思うが・・・)


“まずは、自然界の成り立ちに感謝!”

そして、

“今、自分が存在していること自体に、感謝!”
“今、仲間が存在していること自体に、感謝!”

私の場合、基本的には、いつも、そういう思いが根底にある。

一昨日、久し振りに畑に出て、改めて、そういう思いをしているところだ。


そして、環境ビジネスを、
決して、流行(はやり)・廃り(すたり)といったトレンドとして捕らえるのではなく、

そういう自然界に対する感謝の念や畏敬の念を根底に、
環境ビジネスを展開していくべきだ!

と感じるのである。

2009年9月14日

VOL175.「エコベンチャー企業がすべきプロモーション」

当たり前であるが、
私の元に届く問い合わせや依頼は、ほぼ100%近く、
環境・農業関連のテーマである。

その中でも、
異業種から環境ビジネスに新規参入したいという問い合わせが一番多い。

それこそ、一般製造業から、卸売業・商社、小売業・飲食業やサービス業、
そして、土木・建設業・設備工事業、
さらには、銀行・保険等の金融業、ITやシステム開発関連、
非常に幅広い業種・業界から、環境ビジネスに新規参入したいという要望を頂く。

その次に多いのは、エコベンチャー企業からの問い合わせだろうか。

ここで言うエコベンチャー企業とは、
独自の技術で環境製品を作っているベンチャーメーカーであるとか、
そのようなメーカー製品の販売をしているベンチャー企業のことである。

そのようなベンチャー企業のプロモーション手法として必須なのは、
何と言ってもWEBである。

そこで、先月の船井総研主催の「環境ビジネス発見塾」での
テキストの一部をご紹介しておく。


(以下、テキストの抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「エコベンチャー企業の為の営業プロモーション手法」
〜ホームページ 基本中の基本編〜

1.ホームページを検索結果の上位に表示させる(SEO)テクニック
(1)タイトルにキーワードを入れる(各ページのテーマに合せたキーワード)
(2)アンカーテキストを増やす
(3)全ページのフッターに、主要コンテンツへテキストリンクする
(4)サイトマップを作成する
(5)Yahoo!ビジネスエクスプレスに登録する

2.受注率アップのコンテンツ
(1)社員の顔写真を入れると、受注率アップ
(2)導入実績を載せる
(3)製品・サービス等は、一番売りたいものを決めて目立たせる
(4)開発経緯・苦労話・失敗談こそ掲載する

3.お問い合わせを増やす、草の根的テクニック
(1)問い合わせ先は、1ページにつき3箇所に表記する
(2)問い合わせ電話番号は、必ず画面の右上に掲載する
(3)個人情報の入力フォームには、必ずSSLをかける
(4)「お問い合わせ」「申込み」など、アクションを起こさせる
   ボタンやリンクは、ページの途中にも適度に設置する
(5)「詳しくはこちら」ではなく、「●●の詳細はこちら」など、
   リンク先ページの内容が分かる記述にする

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(以上、「環境ビジネス発見塾」のテキスト抜粋より)


本当に、上記は基本中の基本の内容である。

したがって、
「これらの内容をやっていなければ、すぐにでもやれ!全部やれ!」
と、私は伝えている。

「ベンチャー企業でありながら、WEB強化をせずに他に何をする!」

とも、私は思う。

もし、エコベンチャー企業様であれば、有無を言わさずに、
これらの内容を徹底してもらいたい。


※「環境ビジネス発見塾」とは・・・
1.環境ビジネスに関する最新情報の勉強会
2.毎月、テーマを変えての会員制による交流会
3.月会費5,250円(2009年中は3,150円)
4.異業種企業様・ベンチャー企業様も歓迎
5.会員同士で具体的なビジネスマッチングも
6.今月は、9月25日(金)に開催

https://www.eco-webnet.com/study/detail.html?sid=57

お問い合わせは、
(株)船井総合研究所 環境ビジネスコンサルティンググループ 中山 まで
TEL 03−6212−2931

2009年9月 7日

VOL174.「民主党政治により、どう変わるのか!?」

先週の衆議院総選挙で民主党が圧勝して以来、
さすがに、この1週間、ニュースはもとより、
「政治が変わって、今後どうなっていくのか???」
という会話が日常で飛び交っている。

私も、仕事柄、多くの経営者と接する機会があるが、
必ず、この手の話になる。

  「景気は上向かないよなぁ・・・」
  「確実に公共工事は落ちるぞ!!!」
  「でも、高速道路が無料になれば、
   移動量・交通量も増えて、多少の消費は増える?」

あるいは、

  「やっぱり、これからは農業か??!
   でも、なかなか儲からないし・・・」
  「介護・福祉関連にもっとおカネが回るのでは?」

自らの業種・業界の周辺で何が起こるのか、
「楽しみで楽しみで仕方ない!」という方よりは、
「楽しみ半分!不安も半分!」という方が多いようだ。

中には、「不安で戦々恐々?」している方もいる。


さて、大きな転換点とも言える今回の政権交代について、
私は、出来る限り、大きな視点・マクロな視点で考えるようにしている。


今は、2009年。

環境ビジネス的に言えば、
2015年頃までは「エコノミー(経済性)優先時代」で、
2015年を境に「エコロジー(環境性)優先時代」に変わっていくだろう。
(このことは、以前より本ブログでも伝えている ※本ブログ:VOL95等)

それまでの2015年までは資本主義的な不景気が続く。
と言うよりも、今よりももっとヒドイ状況(恐慌状態)になるだろう。

そういうかなり苦い経験を踏まえて、
本当に経済性優先の価値観が間違いであることに気付き、
2015年以降、北欧的な価値観、あるいは、
江戸時代的なモノの考え方が主流になっていく・・・。

 ※江戸時代的な考え方・・・
  モノは大切にする!捨てない!リユース・リサイクル当たり前!
  競争しない!共生・互助・助け合い!むこう三軒両隣り!
  自給自足・地産地消!
  おカネより心!物的豊かさよりも心の豊かさ!
  etc

言い方を換えると、
2015年頃には、
多くの人が、本来、日本人が潜在的に持っていた個性・特性に気付いて、
「あっ、俺たちが求めていたのはこれだったんだ!」
と認識していくだろう。


したがって、私はこう思う。

「本当の転換点は2015年頃で、
今回の転換点はその為の準備にしか過ぎない!」

あるいは、

「本当に良くなっていく為に、
過去の膿が噴出する!
もっと(景気が)悪くなる幕が切って落とされた!」


だから、おそらく、当面は、
民主党の体制も、人事も、政策も、そして、実行力も、
大半が中途半端に終わる気がする。
フラフラ状態になるかもしれない。

ただ、今までにない、いろいろな取り組みをした結果、
少しだけ成功事例が生まれるかもしれない。

「この政策は良かった!」
そんな手応えが少しだけ生まれるかもしれない。


そんなレベルでも、それで良いのだろう。
まだまだ、途中経過なのだから・・・。


「短期的に、民主党の政策に充分留意する必要はあるが、
心底(中長期的には)、一喜一憂する必要は全くない!」

私はそう感じている。






■菊池 功プロフィール

          菊池 功        環境ビジネス
コンサルティングを
ゼロから立ち上げた男!



株式会社船井総合研究所
執行役員
環境ビジネスコンサルティンググループ 部長
菊池 功(きくち いさお)

■株式会社船井総合研究所
 TEL:03-6212-2934
 FAX:03-6212-2943
 Mail:eco-webnet@eco-webnet.com



<出版書籍>
2011年12月16日発売!
『中小企業は「省エネ・節電ビジネス」で儲けなさい!』
中小企業は「環境ビジネス」で儲けなさい!

『50兆円市場を狙え! 新規事業は「環境ビジネス」で仕掛けなさい!』
50兆円市場を狙え! 新規事業は「環境ビジネス」で仕掛けなさい!

『中小企業は「環境ビジネス」で儲けなさい!』
中小企業は「環境ビジネス」で儲けなさい!


●船井総合研究所
コンサルティングメニュー






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