VOL211.「環境 IN 中国」
前回ブログ「VOL210」では、ベトナムの廃棄物・河川の惨状を取り上げた。
http://www.eco-webnet.com/kikuchi/2010/05/post_330.html
今回は、中国について述べたい。
大半の方が認識している通り、中国も深刻だ。
もちろん、中国はベトナムより環境関連の法規制は進み、
部分的には日本よりも厳しい環境規制もある。
そして、上層役人等の環境意識も高く、環境ビジネスも急速に発展してきている。
ただし、あの巨大な人口と経済力に比べると、全く持って環境ビジネスは拙い。
経済が巨大過ぎる為に、比較論から言うと“深刻・・・”という表現になってしまう。
ところで、私自身、中国に関しては、
この10年間で20回くらい行っているだろうか。
北京、上海、香港、天津、大連、シンセン、・・・・・。
もちろん、大半は環境関連のビジネスの為の訪中である。
(ただし、ここ1年半くらいはご無沙汰しているが・・・)
私が北京の最終処分埋立場を初めて見たのは2003年。
その状況は、まさに前回ブログで伝えたベトナムの最終処分場のような惨状であった。
今では、大都市部ほどその当時よりは随分良くなったと聞く。
さて、リーマンショック以降、
アメリカに代わって、中国が世界の経済覇権を握る勢いである。
今、何となく?リーマンショック直後に比べると経済が持ち上がってきているのも、
中国のおかげだ。
“世界の工場・・・”と呼ばれ、
安い労働力を背景に生産力を飛躍的に伸ばしてきた中国が、
これからは“世界の大消費地”となって世界経済を牽引する!
と考える経済評論家も多い。
しかし、私は、それはあり得ないと思っている。
「元」という通貨の問題・・・、
強烈な貧富の格差の問題・・・、
宿命的・内在的な民族の問題・・・、
各地で頻繁に起こる暴動の問題・・・、
軍部内部の問題・・・、
あまりにも無理に経済を持ち上げようとしているので矛盾だらけだ。
上海万博も目標の集客数に行かず、閑古鳥状態の会場もあるようだ。
“上海万博、大失敗!”
そうなりそうである。
(おそらく、中国はそんな報道を絶対にしないが)
そして、何と言っても、
環境の問題・・・。
例えば、今年4月の黄砂は凄かった!
私は横浜に住んでいるが、
確か、4月の上旬だったろうか、
横浜の空が細かい黄色い塵に覆われて視界が極度に悪かった。
年々、日本も黄砂の影響を受けるようになってきた。
水が良くない・・・
もちろん、空気も悪い・・・
廃棄物も上手に処理できていない・・・
土壌汚染も甚だしい・・・
とてもとても安心して人間の住めるような場所ではない。
ドバイと同様に、
いつかはバベルの塔が崩れ去る時が来るのだろう。
その兆候は今年から水面下で現れ、来年には少しずつ広がり、
再来年には明確に見えてくるだろう。
中国依存の経済・・・、
そして、
「中国は拡大し続ける・・・」という条件の下でのビジネス展開・・・、
これに安住していては絶対にいけない!