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2011年2月28日

VOL249.「環境ビジネス “極大な潜在需要期”であり、“極狭の需要期”である」

先週は、東京、岐阜、兵庫、広島、静岡、そして、東京、
今週の予定は、東京、愛知、香川、広島、大阪、愛知・・・、

これらは、私がコンサルティング活動の中で訪問した(する予定の)所だ。

出張先は、もちろん、コンサルティング顧問契約を締結させて頂いている企業様。

実際の訪問場所は、
自動車関連工場、電気機器工場、プラスチック樹脂工場、金属加工工場等の
各種工場や廃棄物リサイクル工場、水処理工場等である。

平均すると、毎月30日のうち、20日間程度は出張しているだろうか。
まあ、平日の大半は出張している状態だ。

そして、1日で工場を複数件巡回することも多く、
上記のような工場等へは、毎月50件以上、足を運んでいる計算になる。

このように数多くの現場訪問を繰り返していると、
いろいろなことを感じ、いろいろなことが見えてくる。


今回お伝えしたいこと、それは、

「環境ビジネスは“極大な潜在需要期”に入りつつある。
しかし、それは同時に“極狭の需要期”である!」

ということである。


それはどういうことか?と言うと、以下のようなことである。

「ユーザーの省エネ意識や廃棄物対策意識は高まっている。
何より、原油価格が上がっており、
今後とも相対的なエネルギーコストが上昇していく。

一方で、それ以上に、コスト削減意識が徹底されてきている。
したがって、ユーザーは対策をしたいと考えているが、
コスト効果の合わない対策は絶対に行わない。

昔ならば5年で投資回収できれば実行していたが、
今は3年回収でも実行に移らない。
1〜2年、もっと言うと、投資ゼロでなければ動かない。

つまり、情報も溢れているし、
ユーザーとしてはドンドン対策を施していきたいが、
目先に使える資金は少ない。
あったとしても、相当、厳しい判断になる。

したがって、潜在需要(隠れ需要)は極大化しているが、
実際に売買されるのは本当に“狭き門”である。」

以上が、

「“極大な潜在需要期”に入りつつある。
しかし、それは同時に“極狭の需要期”である!」

という意味である。


まだ、今ならば(3月までならば)良い。

3月決算の企業などは、比較的、業績好調な企業が多いので、
今年の3月までは2010年度予算で動けて、
ある程度の予算を持っていたからだ。

しかし、これから(4月以降)は、より“極狭化”に向かわざるを得ない。

潜在需要は極大化するのだが、
実際の需要は(顕在化する需要)は極狭化に向かわざるを得ない。

※そういう時の対処法は、すでに本ブログ(VOL245)でも伝えている。
http://www.eco-webnet.com/kikuchi/2011/01/post_364.html

相も変わらずに、過去の延長線上でのビジネスモデル、
これまでと同様な商品、価格、営業手法、提案方法では、
本当に生きていけなくなる。
何か、思い切って変えていかなければいけない。

見る見るうちに、門が狭くなっている・・・、
一方で、門の向こう側には、確実に隠れた宝がある・・・。

痛切にそう感じるのである。


2011年2月21日

VOL248.「チュニジア、エジプト、そして、・・・・・」  〜その2〜

「やはり、そうだったのか!」という感じだが、
チュニジア暴動、エジプト暴動の当初の仕掛けはアメリカのようだ。

自国に利があると思えば上手く活用するが、不要、さらには邪魔だと思えば、抹殺する、
それが、アメリカの“正しい”戦略。

エジプトのムバラクは、もはや、アメリカにとって都合の悪い存在になってしまったのだろう。


まさに、「今日の友は明日の敵」。
その昔、イラクのフセインに対するアメリカの対応にも類似される。

日本でも、その標的が、現在の小沢さんであり、昔の橋本さん、小渕さん、・・・・・。
小泉さんは頭が良かったのだろう。良い頃合に、首相を辞めてしまった。

自国に利があると思えば上手く活用するが、不要、さらには邪魔だと思えば、抹殺、
それが、アメリカの“正しい”戦略。

良く言えば、“戦略”。
悪く言えば、“策略”。

“策略”とは、自らの目的を達成する為に相手をおとしいれる“はかりごと”。
“策略大国”アメリカの凄さである。


しかし、どうやら、その“策略”にも計算違いが生じているようだ。

今回、確かに、仕掛けをしたのはアメリカかもしれないが、
その後の混乱状況に関しては、
想像以上の効果・・・、と言うよりも、想定外の事態・・・になっているようだ。

ここまで、各国国民が、一般市民が、大きなうねりを起こすとは予想できなかったのではないか。

“見せしめ・・・”程度に考えていたのが、
想像以上の効果、想定外の事態になって、実は、相当、困惑している、

それが実態ではないだろうか。


もはや、一国の覇権国家が世界を牛耳る時代ではなくなったのである。
と同時に、“策略”で世界を統治できる時代でもなくなったのである。
それどころか逆に、
“策略”を駆使すればするほど、結果的に自分の首を絞めていくことになる。

そういう時代に入っていることに、
事もあろうに、未だ、アメリカは気付いていないのかもしれない。

もう、“策略”が通用しない時代になったのである。


これは、我々のビジネスの世界、一般生活においても同様である。

策略的な考え方、他社・他人を追い落とすような考え方は捨て、
まずは、自社・自分の長所を活かすことが大切である。

  一足飛びではなく・・・、
  地道に・・・、
  手間ヒマかけて・・・、

  正直に・・・、
  実直に・・・、
  真面目に・・・、
  コツコツと・・・、

  ウラオモテなく・・・、
  自然体で・・・、

  架空経済(株・為替・債権・商品先物・・・)には手を染めず、
  実体経済を大切に・・・、

  実業・本業を大事にして・・・、

真っ当に生きることである。

自分の子供・家族にも誇れる仕事、そして、生き方をしていきたいものだ。


2011年2月14日

VOL247.「チュニジア、エジプト、そして、・・・・・」

チュニジアのベンアリ大統領、エジプトのムバラク大統領、
結局は、共に辞任して、長年続いた独裁政権は崩壊した。

いずれも、一般大衆のボトムアップ型による見事なまでの崩壊劇だった。

しかも、多くの方々が危惧しているように、
これらの動きは当該2カ国だけに留まらず、周辺諸国にも影響を与えそうだ。

状況によっては、中東全域に広まる可能性もあると言う。


さらには、中東だけではなく、少なからず、アジア圏にもその影響があるだろう。

例えば、北朝鮮、そして、中国・・・。

特に、中国。

少し勉強している方であればもう認識しているが、
中国の水面下での経済は、もはやバブル崩壊状態。

数字的・・・、形だけ・・・の経済成長。

精一杯膨らませパンパンに膨れ上がって膨張した風船のように、
いつパーンと割れてもおかしくない状態と言える。

一方で、アメリカ張りの極端な貧富の差。
そして、民族差別。
各地で多発する小さな抵抗(暴動)。

共産党による一党独裁。


また、(私もこの10年間で20回程度は中国に訪問しているが)環境汚染も重大だ。

確かに、ここ数年間は、政府も環境対策に相当な投資をして躍起になっているが、
とにかく、北京・上海は空気が悪い。
廃棄物処理対策も遅れ、上水、及び、下水対策も追い付いていない。

「資本主義が持つ矛盾を一斉に集めた巨大な集積所」
「オモテの顔とウラの顔を両極限に持った巨大怪物」

中国という国は、そんな感じがする所である。


これまで数十年間、
中国経済改革派が経済成長を旗印に日欧米に門戸を広げ、
巨額な投資を飲み込んできた。

そして、見事に経済成長を果たした。

それが、今や、前述したような資本主義的矛盾が吹き出しており、
逆に、経済的ダメージになりつつある。

その結果、中国国内で軍を中心にした守旧派が息を吹き返しているようだ。

2012〜2013年には、資本主義的な矛盾が最高潮に達して、
今回のチュニジアやエジプトのような暴動が起こり、
軍事政権になる?可能性もある。


もし、そうなると、“逆現象”が起きる。

経済改革派は日欧米の資本をドンドン飲み込んできて(受け入れてきて)、
その資本を元手に海外への投資も積極的だった。

しかし、守旧派は、軍事政権らしく排他的政策を取り、
数十年間、飲み込んで来た海外からの資本を吐き出さずに、
懐深く貯め込んでいくだろう。

そう!

投資した資金が返って来ないのである。

こうなることが一番恐い。

「まさか!そんな!?」

でも、あり得るのである!
「絶対にない!」とは言えないのである。

なので、それぐらいのリスクがあることを認識しておいた方が良いだろう。

そして、それは遠い未来ではなく、
2012〜2013年ごろになる可能性がある。


霧島の新燃岳がマグマを溜め込んで一気に噴出したように、
共産党一党独裁による資本主義という矛盾を溜め込んで
一気に噴出する時期が近い感じがする。

その予震が、チュニジアであり、エジプトであるような気がする。

巨大な地震が起きた時、地球の裏側までその津波が押し寄せると言う。

とすれば、日本から見て地球の裏側のチュニジア・エジプトの胎動が
アジア圏にまで押し寄せることは充分に考えられる。


今、何が起きようとしているのか?
それこそ、まさに地球の鼓動を感じなければいけない時である。

2011年2月 7日

VOL246.「大相撲 八百長問題」

もう、日本人の誰もが知っている大相撲八百長問題。

これに関して、石原都知事の有名なコメント、

「今さら大騒ぎするのは片腹痛い。
私の知っているかぎり相撲はそういうもの。
昔から当たり前のこととしてあった。

日本の文化の神髄である国技というのはちゃんちゃらおかしい。
私はそれ(八百長)を知っていたから横綱審議委員を固辞した。
ならなくてよかった。」

このコメントに対して、意外にも?共感する人が多い感じがする。


逆に、元NHKアナウンサーで大相撲の実況を担当していた杉山邦博氏のように、

「大相撲の存立に関わる問題で、憤りを超え、泣きたい思いだ。
ゲーム感覚で土俵に臨んでおり、伝承文化の担い手という意識はかけらも感じられない。」

と本気で真面目に信じていた?人は意外に少数派のような気がする。


要は・・・、

大相撲は、興行であり、見せモノ!
興行ということは、暴力団も絡んでいるだろう!
したがって、今回のような要素を含んでいるのも当然!

だから、全く思いも寄らない“青天の霹靂”というよりは、
薄々感じていて、「やっぱりそうだったか・・・」という気持ちだ!

むしろ、これでハッキリして良かった!スッキリした!

でも、一方で、興行要素はあって良いので、
“知らぬが仏”という言葉があるように、
ここまでリアルに暴露されずに少しは夢を見ていたかった・・・。


何か、そんな意見が大半のような気がする。


さて、今は資本主義(おカネ中心主義・利己主義)の時代。

スポーツだろうが、真剣勝負だろうが、おカネは必ず絡む。
勝つ為、おカネの為には、手段を選ばない人が必ず出てくる。

野球だって、陸上競技だって、ドーピングは後を絶たない。

その昔、スキージャンプや複合スキーで日本が強過ぎて、
ヨーロッパが一方的にルールを変えたくらいだ。
(勝手に、ルールを変えられたら、たまったものではない)


本来あるべきこと、必要なこと、正しいことは後回しにして、
短期的な損得だけを勘定して、短絡的なこと、目先のことに一生懸命になって、
なりふり構わず行動する人が必ず出てくる。

しかし、本ブログでも伝えているように、
これから数年間は混乱期であり、戦国時代的な様相を呈する。

資本主義的・刹那的な矛盾が吹き出してくる最後の期間。
いろいろな矛盾が表面化してくる期間。

短期的な損得だけ、目先の利益だけ、利己的なことだけを追求するヒトが
あぶり出されて、衆知の目にさらされて、退陣せざるを得ない時代。
(チュニジア、エジプト政権のように)


そのような荒波に飲み込まれないようにするには、

出来る限り良心に従い(良いと思うことは実行し、悪いと思ったら辞める)、
自分にも、他人にも、そして、世間様に対してもウソのない行動をして、

お天道様に顔を向けて、恥じないように生きていかなければいけないようだ。


さて、今回の大相撲八百長問題、

八百長を犯した個人を責めるだけ、
それに気付きながら対応を避けていた協会を責めるだけ、

それだけではなく、自分にも振り返って考えなければいけないと思う。


  「じゃあ、自分はどうなんだっ!」
  「本当に、ウソ・偽りはないのかっ!」
  「本来あるべきこと、やるべきことは後回しにして、
   目先のこと、短絡的なこと、利己的なことを優先していないのかっ!」
  「お天道様に顔を向けて、恥じないように生きているのかっ!」

改めて、自問自答しなければいけないと思う。

明日は、我が身かもしれない・・・。


すべては、他人事ではなく、自分に帰結させて考えるべきなのだ。





■菊池 功プロフィール

          菊池 功        環境ビジネス
コンサルティングを
ゼロから立ち上げた男!



株式会社船井総合研究所
執行役員
環境ビジネスコンサルティンググループ 部長
菊池 功(きくち いさお)

■株式会社船井総合研究所
 TEL:03-6212-2934
 FAX:03-6212-2943
 Mail:eco-webnet@eco-webnet.com



<出版書籍>
2011年12月16日発売!
『中小企業は「省エネ・節電ビジネス」で儲けなさい!』
中小企業は「環境ビジネス」で儲けなさい!

『50兆円市場を狙え! 新規事業は「環境ビジネス」で仕掛けなさい!』
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