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2011年8月29日

VOL.274「民主党代表選」

今は29日の朝5時、
今日は民主党代表選が行われて、昼の2時過ぎには民主党の新代表が決まると言う。

ところで、今回の代表選、
冷ややかに見ている層の論調は以下で一致しているようだ。

「民主党の茶番劇でいつもの身内抗争だ!」
「どうして、こう、いつもいつも内向きなんだ!」
「なんだ!フタを開ければ、親小沢VS反小沢の構図ではないか!」
「結局、現候補者から誰になっても建て直しが出来ないのではないか!」
「この難しい時代、民主党には一国を背負える人材はいない!」
「民主党どころか、今の永田町には本当に未来を託せるリーダーはいない!」

私も、上記の指摘に同感である。


ところで、今となってはすっかり影が薄くなった菅首相だが、
直近の時事通信の調査では支持率はわずか17%、
不支持率に至っては70%を超えたそうだ。

まあ、これほど身内の党員から「とにかく、辞めてくれ!」と
懇願された人はいないだろう。

そして、国民からの人気も地に落ちてしまった。

しかし、菅さんは実に“意味のある首相”であった!と私は思っている。

それは、原発問題を明らかにしてくれたからである。

  全く動きの取れていない被災地対策
  福島第一原発事故に対する後手後手の対応
  東電や原子力保安院と整合性の取れない調整力の無さ
  時として見せる突発的・感情的な?主張や行動
  ・・・・・・・

欠点・悪い面を挙げればそれこそ“キリ”がない。

ただし、あれほど醜態な対応をした結果、

  これまでの国の原子力政策がいかに稚拙だったか、
  いかに電力会社との癒着があったか、
  本来あるべき原子力保安院の機能がいかにマヒしていたか、

そのようなこれまで明らかにされていなかった諸問題を
一気に水面上に挙げてくれた。

そう考えると、実に意味のある首相だったと言えるのではないだろうか。

言い方を変えると、

「国のエネルギー政策のいい加減さを大衆の目にさらす役割を担ってくれた!」

とも言えるのではないだろうか。

また、菅さんはなかば強引に中部電力管内の浜岡原発を一時停止させた。
菅さんでなければ、あれほど強引に実行できていないのではないか!

そういう意味では、しっかりと役割を終えて退任してくれた、と考えられる。


思えば・・・、

鳩山さんは永年続いた自民党政権をブッ潰してくれた!
さらに、普天間基地問題を一般大衆に知らしめてくれた!

そして、

菅さんは国のエネルギー政策のいい加減さを一般大衆にさらしてくれた!
“脱”原発の基礎を作ってくれた!

大きく身を引いて大局を見てみると、

それぞれが意味のある役割を演じて、そして、辞めてくれた、

そういう風に思って良いのではないか。


さて、今度の新首相は誰か???

実は、私はあまり興味は無い。誰がなっても同じだと思うからだ。

あと3〜4年間、2015年までは混乱するのは目に見えている。

「混乱こそ、今の正しい時代の流れである!」

このことは、本ブログでも再三再四伝えてきた。

過去の国のダメさ加減をすべて一般大衆の面前にさらし切るまで
誰が首相になっても混乱する、そう思う。

そして、混乱した後にこそ本当の政治が始まる!と思う。

さて、次の新首相はどんな混乱を見せてくれるのだろうか???


2011年8月22日

VOL.273「世界経済デフォルト!その対策は?」

前回のブログでは、以下の内容をお伝えした。

1.もはや、アメリカ経済の破綻は間違いないだろう
  (1ドル65〜55円?)

2.ヨーロッパも一部の国々で破綻同様になり、
  ユーロが維持できなくなる可能性が高い
  (1ユーロ70円?)

3.中国では致命的な暴動・政変が起こり、経済力が急降下するだろう

4.これらの降下現象は2012年から本格的にスタートし、
  2013年には誰の目にも明確になり、
  2014年では各国がその後始末に追われることになる

5.アジア・南米等の新興国も、
  アメリカ・ヨーロッパ・中国からの資金が入ってこなくなるので、
  完全に経済発展のブレーキが掛かる

6.以上の影響を受けて、
  日本でも2013〜2014年には大不況に突入してしまうだろう
  (日経平均7000円?)

7.世界各国、その影響はリーマンショック以上となる可能性が高い
  リーマンショックは“前座”で、今回が“本番”である

8.これからの経営は、
  上記の変化を覚悟して(想定して)対応していかなければいけない

さて、日本が受ける影響であるが、以下のようなことが想定される。

1.自動車業界等、輸出依存度が高い業界は大変厳しい
  今年度(つまり、2012年3月)までは増産体制で行けるだろうが、
  2012年4月以降は、大幅減産にならざるを得ない

2.その点、内需型の業界は、外需型に比べると、上記1〜7による影響度はまだ低い

3.政府の投下資金により東北エリアの大震災復興需要は喚起される

4.しかし、逆に、東北エリア以外への公共投資は干上がるので、
  各地の公共事業依存度の高い業界も大変厳しい

5.資源価格・商品価格は乱高下するので相場の読みが難しくなり、
  相場価格に影響を受けやすい業界も舵取りが大変難しい

6.今年度(つまり、2012年3月)の企業利益はまだ良いが,
  それ以降の企業利益は上げにくい

7.そうなると、給与水準も下がり、リストラ・失業者も増える一方で、
企業を退職しての独立開業が急増していく


これらの変化を想定して、何に留意して経営すべきか?であるが、
その一例は以下の通りである。

1.とにかく、少数精鋭で行く!(小さく!動きやすく!コンパクト!)

2.オンリーワン商品を扱う!(他社が簡単に扱える商品は扱わない!)

3.「高単価低頻度商品」(いわゆる、一発モノ商材)に依存しない!

4.単価が低くても、継続的リピート性のある事業を強化する!
  (修理・メンテナンス・リユース・リサイクル・レンタル・・・)

5.特定の大手顧客の依存度は少なくし、多数の中小顧客ほど大事にする!
  (固定客化・会員化!)

6.下請構造からは脱却する!(元請化・直販化!)

7.「数・量志向」ではなく、「率・質志向」を目指す!


これからは経済拡大型システムから完全に縮小均衡型システムへと
一気に経済システムが移行される。

そのターニングポイントが2015年である。

おそらく、2015年以降の世界は、日本がモデル(牽引役)となっていくだろう

政治は“超三流”でも、やはり、世界で“超一流の技術・システム”を持っている。

それは、世界各国を強引に制覇して・・・というよりも、
世界の各国がバタバタと自滅して、気が付いてみたら、自然に前に・・・、

そんな出方であろう。


大事なことは、本来持つ日本人の特性を活かして日本らしい経営をしていくべきである。

和・共生・互助・質素・節約・我慢・忍耐・真面目・コツコツ・感謝・・・・

「“脱”グローバル」であり、「日本化」こそが、
厳しい時代を生きるキーワードである。


厳しい時代の対策、それは自信を持って生きていくことである!


2011年8月15日

VOL.272「アメリカ経済 デフォルト!?」

すでに報道されているように、
アメリカの格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)社は、
米国債の長期信用格付けを最高水準の「トリプルA」から「ダブルAプラス」に
1段階引き下げたようだ。

今回のように、アメリカ国債が最高位から転落するのは史上初めてらしい。

ここ数年以上前から、「アメリカ経済は危ない!」と言われてきたが、
いよいよその時が来る可能性が高くなってきた。

ここで、先日の船井総研幹部会議
(どんな企業でも行われている、いわゆる、月次会議)
で取り上げられた内容の一部を紹介しておこう。
これから2〜3年間の経済の見通しである。

我々はコンサルタントなので、
当然ながら、経済情勢については最低限以上の勉強・情報取得が必要だ。

(以下、抜粋)

1.アメリカがいよいよ経済的にバーストする可能性が高くなった
  それは2012年の3〜9月か?

2.2012〜2013年に中国でも政権を揺るがす暴動が起こり、
  その後、政変となるだろう

3.ヨーロッパでは、ギリシャ・アイスランド・ポルトガル・スペイン・
  イタリア・ハンガリーのうち、最低でも2カ国はデフォルトするだろう

4.円高ドル安は進み、
  2012年9月には1ドル65〜55円の可能性もある

5.その場合、円高ユーロ安にもなり、1ユーロ70円になるだろう

6.日経平均は7000円を割り込む可能性が高くなる

7.2013〜2014年、日本は大不況!

以上の内容について、本ブログを愛読して頂いている方々ならば、
多少の違いこそあれ、すでに頭の中に入っている内容だろう。


ただし、上記の指摘に対して、人によっては、

  「そうは言っても、本当かな・・・?」
  「感覚では分かるんだけど、具体的には・・・???」
  「結局、具体的に何がどうなるのか?変わるのか・・・?」
  「不況と言うと、リーマンショック時くらいになってしまうのか!?」
  ・・・・・・・

というように、いろいろな捉え方があるだろう。


そこで、敢えて、私はこう言いたい。

  「出来れば、ずっと今のまま現状のまま平穏無事で過ごしたい・・・、
   まさか、そう思っていないか!?」

あるいは、

  「頭では理解しているつもりになっているけど、
   まだまだ本気の危機感を持っていないのではないか!?」

もっと言うと、

  「どこまで鈍感なんだ!」

と言いたい。

もう、そのように「???」と疑心暗鬼になっている時ではない。

上記1〜7の内容は、“将来の確定済項目”と思って頂いて良いだろう。

しかも、その影響は、
例のリーマンショック以上のインパクトがあると思って良いだろう。

今思えば、当時のリーマンショックは、高層ビルの外壁がドッと崩れた程度。
相当な激震はしたが、今思えば、内部ではなく、外壁が崩れた程度。

その崩れた外壁は、世界各国政府のなりふり構わぬ大量の資金投入の結果、
修復剤を塗りたくって何とか見た目だけは修復した形になっただけ。

今度は、外壁ではなく、高層ビルの躯体そのものの崩壊と思えば良い。

現実的なビジネス需要(実需)をはるかに越えた超高層ビル、
バブルでパンパンに膨れ上がった高層ビル、

そのようなビルの躯体そのものが崩落するようなものだ。
まさに、あの9.11で見事に崩壊したワールドトレードセンターのような崩壊劇だと
イメージして頂ければ良いのではないか。

したがって、今回はリーマンショック以上のインパクトなのだ。
いわゆる、前回が“前座”で、今回が“本番”なのである。

そういう大変化がついに来年(2012年)からスタートして、
再来年(2013年)には誰の目にもハッキリして完全に自らの身にも降りかかり
2014年にはその後始末に追われ、2015年にはそこから脱出できる企業が出てくる

そう思って頂いて良いだろう。

そういう外部環境を受けて、
日本は具体的にどうなるのか?
そして、
自社はどういう影響を受けるのか?
???

もちろん、業界・業種によってもその影響度は変わってくるだろう。

とにかく、そういう想定の基で、今後の経営に当たっていく必要がある。

いよいよ・・・、「その時が来る!」のである。

2011年8月 8日

VOL.271「日本のエネルギー これからどうなる? その2」

ブログVOL.266、及び、VOL.267では、
日本のエネルギー環境について、以下のような内容を伝えた。

1.原子力は増えない、減る一方
2.太陽光は大幅に伸びるが、メジャーなシェアにはならない
3.その他の既存の自然エネルギーも伸びるが、数%程度のシェアに留まる
4.では、どんなエネルギーが出てくるのか???何も出てこない
5.短期的にはLNG発電しかない(古い火力発電も問題あり)
6.間違いなく電力単価は上がる、20〜30%UPは当たり前でそれ以上か?
7.もはや、日本全体の電力供給量は増えない
8.本格的な『省エネルギー・低エネルギーの時代』に突入する

詳しくは以下を見て欲しい。

http://www.eco-webnet.com/kikuchi/2011/07/post_385.html
http://www.eco-webnet.com/kikuchi/2011/07/post_386.html


さて、改めて、年次毎で整理すると、

1.2011年は、まさに『省エネルギー・低エネルギーの時代』元年
2.こらから、本格的な『省エネルギー・低エネルギーの時代』に突入する
3.太陽光を含む既存の自然エネルギーのいくつかは大幅に伸びるが、
  小国分裂のような状態でメジャーなシェアにはならない
4.2015年になれば、
  既存の自然エネルギーでない第三のエネルギーが見えてくる
5.この第三のエネルギーが本当に定着するのは2020年頃


これからの10年、
右肩上がりで伸びてきたエネルギー供給量が右肩下がりになっていくのである。
まさに、『土地神話の崩壊』『金融神話の崩壊』に続く、
『エネルギー神話の崩壊』である。

「エネルギーは増えない!」のである。

原子力の次は、やれ太陽光だ!いや風力だ!地熱の方が良いぞ!とか、
我々は、どうしてもアレがなければコレ!ソレがなければコッチ!と、
すぐ代替を探したがる。

どうしても、「量的拡大型」の成長イメージしか持てないようだ。

そうではなく、一旦、地に足を付けて「質的充実型」で成長を目指す時代である。

エネルギーの使い方をもっと工夫すべきである。

『省エネルギー・低エネルギー化』の流れは短期的なトレンドではなく、
「中長期的な時代の要請」と考えるべきである。

省エネ・節電・節約・・・は単なる目先のテクニックなどではなく、
これからの経営の柱、大事な経営戦略の1つになるのである。


こんなことを言うと、
「節約!節約!だと日本経済は沈滞して活性化しないではないか!」
「国内がより空洞化して海外移転がドンドン進むではないか!」
と言う人が必ず現れる。

経済拡大優先主義者の方々がそう言うようである。

私などは、その逆で、
「省エネ・低エネでしか経済は活性化しない!」
と思うのである。

いかに、少ないエネルギーで生産・製造するか?流通・販売するか?
いかに、効率的に、高品質的なものを実現していくか?

そのような技術・ノウハウをドンドン輩出し、極めていく、
そして、それらの技術・ノウハウを世界に送り出す、

それでしか経済は活性化しないと思うのである。

それでこそ日本らしさが出てくると思うのである。

「量から質」
「額から率」
「急成長から安心・安定成長」
「“見かけ”ではなく“中味”」

これらが目指すべきキーワードだと思う。


それに、今回の大震災を経験したことにもより、
女性や若者を中心に一般の方々は極端な経済拡大を望まなくなっている。

利益の為に命や生活を犠牲にする企業運営をしていると、
最先端を行っているようで、
いつの間にかに“時代のシッポ”になってしまうのである。
そして、本当に時代に取り残されてしまうのだ。

私が、再三再四、本ブログで伝え続けている
「2015年までは経済性優先時代で、
2016年以降は環境性優先時代になる!」
は、ほぼその通りになりそうである。

2011年8月 1日

VOL.270「中国の高速鉄道事故 その2」

例の中国浙江省での高速鉄道列車の脱線事故、
その後、実に“中国らしい経過”をたどっているようだ。

詳しい現場調査などは行わず、救助は打ち切り、遺体もそのまま?で
事故車両を即座に埋め立てられたりして、すべて撤去されたようだ。

一方、遺族たちが騒ぎ立てたら、すぐさまに賠償金を倍額。

そして、中国メディアに対し「公式発表以外、報じてはならない」として
報道規制を強化する通知を出したとのことで、まさに、すかさずの報道統制。

あくまでも、シャットアウトするつもりなのだろう。

まさに、“中国らしい手際の良さ?”である。

でも、これらの経過を全世界にネット等で放映されてしまって、
国内外から大ヒンシュクを買っているようだ。

また、まだ不確かではあるが、
7月29日、中国大連の港に駐留中の原子力潜水艦で事故が起きた為、
放射線が漏れてしまい、軍により厳重に閉鎖され、
かつ、威信を掛けての情報統制も図られているという。

(まあ、真偽のほどは不明だが・・・)

もし、本当ならば、放射線が偏西風に乗って、確実に日本へその影響は出てくるだろう。

(もっとも、3年前の中国四川大地震でも、
周辺の原子力研究施設や核兵器研究所からの放射線漏れが指摘されており、
日本にも飛来しているとの憶測はあったが・・・)


さらに、
中国の大都市では不動産価格が暴落、地方でも中小企業の倒産が進んでいて、
賃金の上昇、元高による輸出の鈍化等もあって、
典型的なバブルの崩壊が見られていることは、
本ブログの読者の方々ならば、理解されていると思う。

まさに、“中身なき成長”の結果が現在の姿である。

早ければ2012年、遅くても2013〜2014年、
間違いなく、中国はより大混迷に陥るだろう。


これまで数十年間、中国は、ひたすら経済至上主義・経済拡大主義を仕掛けて、
大口を広げて、あらゆる資本を飲み込んできて、
諸外国の資本を受け入れて“中身なき成長”を果たしてきた。

これからは、国内の権力闘争も激しくなり、
逆に、一気に内向きの閉鎖政策に大転換すると考えられる。

したがって、
これまで投資してきた諸外国はその投資の見返りが返って来ない・・・、
そういう危機感を持っておいた方が良いと思う。

本当に、中国との取引は気を付けた方が良いだろう。





■菊池 功プロフィール

          菊池 功        環境ビジネス
コンサルティングを
ゼロから立ち上げた男!



株式会社船井総合研究所
執行役員
環境ビジネスコンサルティンググループ 部長
菊池 功(きくち いさお)

■株式会社船井総合研究所
 TEL:03-6212-2934
 FAX:03-6212-2943
 Mail:eco-webnet@eco-webnet.com



<出版書籍>
2011年12月16日発売!
『中小企業は「省エネ・節電ビジネス」で儲けなさい!』
中小企業は「環境ビジネス」で儲けなさい!

『50兆円市場を狙え! 新規事業は「環境ビジネス」で仕掛けなさい!』
50兆円市場を狙え! 新規事業は「環境ビジネス」で仕掛けなさい!

『中小企業は「環境ビジネス」で儲けなさい!』
中小企業は「環境ビジネス」で儲けなさい!


●船井総合研究所
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