VOL.271「日本のエネルギー これからどうなる? その2」
ブログVOL.266、及び、VOL.267では、
日本のエネルギー環境について、以下のような内容を伝えた。
1.原子力は増えない、減る一方
2.太陽光は大幅に伸びるが、メジャーなシェアにはならない
3.その他の既存の自然エネルギーも伸びるが、数%程度のシェアに留まる
4.では、どんなエネルギーが出てくるのか???何も出てこない
5.短期的にはLNG発電しかない(古い火力発電も問題あり)
6.間違いなく電力単価は上がる、20〜30%UPは当たり前でそれ以上か?
7.もはや、日本全体の電力供給量は増えない
8.本格的な『省エネルギー・低エネルギーの時代』に突入する
詳しくは以下を見て欲しい。
http://www.eco-webnet.com/kikuchi/2011/07/post_385.html
http://www.eco-webnet.com/kikuchi/2011/07/post_386.html
さて、改めて、年次毎で整理すると、
1.2011年は、まさに『省エネルギー・低エネルギーの時代』元年
2.こらから、本格的な『省エネルギー・低エネルギーの時代』に突入する
3.太陽光を含む既存の自然エネルギーのいくつかは大幅に伸びるが、
小国分裂のような状態でメジャーなシェアにはならない
4.2015年になれば、
既存の自然エネルギーでない第三のエネルギーが見えてくる
5.この第三のエネルギーが本当に定着するのは2020年頃
これからの10年、
右肩上がりで伸びてきたエネルギー供給量が右肩下がりになっていくのである。
まさに、『土地神話の崩壊』『金融神話の崩壊』に続く、
『エネルギー神話の崩壊』である。
「エネルギーは増えない!」のである。
原子力の次は、やれ太陽光だ!いや風力だ!地熱の方が良いぞ!とか、
我々は、どうしてもアレがなければコレ!ソレがなければコッチ!と、
すぐ代替を探したがる。
どうしても、「量的拡大型」の成長イメージしか持てないようだ。
そうではなく、一旦、地に足を付けて「質的充実型」で成長を目指す時代である。
エネルギーの使い方をもっと工夫すべきである。
『省エネルギー・低エネルギー化』の流れは短期的なトレンドではなく、
「中長期的な時代の要請」と考えるべきである。
省エネ・節電・節約・・・は単なる目先のテクニックなどではなく、
これからの経営の柱、大事な経営戦略の1つになるのである。
こんなことを言うと、
「節約!節約!だと日本経済は沈滞して活性化しないではないか!」
「国内がより空洞化して海外移転がドンドン進むではないか!」
と言う人が必ず現れる。
経済拡大優先主義者の方々がそう言うようである。
私などは、その逆で、
「省エネ・低エネでしか経済は活性化しない!」
と思うのである。
いかに、少ないエネルギーで生産・製造するか?流通・販売するか?
いかに、効率的に、高品質的なものを実現していくか?
そのような技術・ノウハウをドンドン輩出し、極めていく、
そして、それらの技術・ノウハウを世界に送り出す、
それでしか経済は活性化しないと思うのである。
それでこそ日本らしさが出てくると思うのである。
「量から質」
「額から率」
「急成長から安心・安定成長」
「“見かけ”ではなく“中味”」
これらが目指すべきキーワードだと思う。
それに、今回の大震災を経験したことにもより、
女性や若者を中心に一般の方々は極端な経済拡大を望まなくなっている。
利益の為に命や生活を犠牲にする企業運営をしていると、
最先端を行っているようで、
いつの間にかに“時代のシッポ”になってしまうのである。
そして、本当に時代に取り残されてしまうのだ。
私が、再三再四、本ブログで伝え続けている
「2015年までは経済性優先時代で、
2016年以降は環境性優先時代になる!」
は、ほぼその通りになりそうである。