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VOL.365「環境ビジネスの現状と未来」

先々週、愛知県のある環境ビジネスセミナーに招かれて
「環境ビジネスの現状と未来」〜リアルな成功・失敗事例から学ぶ〜
というタイトルの講演をした。

参加者の大半は環境・水処理関係の企業だが、
中には全くの異業種の企業や大学生なども参加していたようだ。

今回はその時の講演内容を少しだけ紹介しよう。

1.2015年までは「経済性(エコノミー)優先時代」で
  2016年からは「環境性(エコロジー)優先時代」と考えて良い

2.「経済性(エコノミー)優先時代」とは
  いくら環境に良くても、
  価格が高ければ売れないし、ビジネスにはならない時代であり、
  価格が安ければ、環境に悪くても売れてビジネスになる時代である

3.逆に、環境性(エコロジー)優先時代」とは
  多少、価格が高くても、環境に良ければ売れるしビジネスになる時代で、
  価格が安くても、環境に悪ければ売れずビジネスにはならない時代である

4.今は2013年だから、まだまだ経済性(エコノミー)優先時代
  その時に「地球に良いこと」マーケットを狙ってはいけない
  「地球に優しい!」ではなく、「企業に優しい!」方が売れる
  「企業に優しい!」とは「コストが安い!」ということ
  したがって、狙うのは
  「コスト削減・省コスト」マーケットでなければいけない

5.そう考えると、環境ビジネスとは、
  「環境コストを安くできる商品・設備・システム・サービスを
  製造・販売・メンテナンスするビジネス」と言える
  つまり、「環境ビジネス=コスト削減ビジネス」なのである
  ちなみに、ここで言う環境コストとは、
  電力費やガス費のようなエネルギー関連費はもちろん、
  廃棄物費用や設備機器のメンテナンス費用も含む
  ※当日のセミナーでは、
   「コスト削減ビジネスの事例(成功事例と失敗事例」を
   複数件取り上げて紹介した

6.そして、2020年からは「環境性(エコロジー)前提時代」となるだろう
  その時には「エコロジーが当たり前!エコロジーでないと恥ずかしい!
  それを前提としてどんなビジネスをするか? 」
  そういう価値観がより広まっていくだろう

7.そして、その時は「対策ではなく予防の時代」ともなるだろう
  ※対策ではどうしても後手になるイメージであるが、
   予防とはそうならないように仕組みやビジネスモデルを変えることである


やはり、今、環境に良い技術やエネルギー対策に有効な技術は多々ある。
しかし、導入した場合のコストバランス(投資回収)が合わないものが多い。
それでは絶対に売れないし買えない。
しかし、2016〜2020年を過ぎていく頃から、
大きな価値観の変換が進みそうだ。

以上、そのような内容をセミナー時の講演として話をさせて頂いた。

セミナー参加者も多く400人を越えたらしいが、
参加された方々はとても熱心な方が多く、
自らのビジネスと対比して聞いていたようだった。


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■菊池 功プロフィール

          菊池 功        環境ビジネス
コンサルティングを
ゼロから立ち上げた男!



株式会社船井総合研究所
執行役員
環境ビジネスコンサルティンググループ 部長
菊池 功(きくち いさお)

■株式会社船井総合研究所
 TEL:03-6212-2934
 FAX:03-6212-2943
 Mail:eco-webnet@eco-webnet.com



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