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2013年11月25日

VOL.387「コンサルティングで目指しているもの」

私の仕事は環境・エネルギービジネスに関するコンサルティング業である。

この「環境・エネルギー・・・」をもっと具体的に言うと、
再生可能エネルギー・省エネルギー・廃棄物リサイクル・水・燃料・電力・・・、
という分野である。

コンサルティングのテーマとしては、
上記分野に取り組んでいる、あるいは、
これから新たに取り組もうとしている企業の
売上利益を上げるコンサルティングである。

もっと具体的にそのテーマを言うと、

新規事業参入や新規ビジネスモデル構築とか、
新規顧客・新規販路・新規チャネル開拓とか、
新商品開発・新商品販売とか、さらには、
企業提携・事業提携・資本提携、ビジネスマッチングまで。

まさに、その企業の売上・利益UPに直結するものである。


さて、私は「大儀」を持ってこのようなコンサルティング業務に当たっている。

(私はこの「大儀」をとても大事にしている)

ここで言う「大儀」とは、

「業界構造を変えたい!」とか、
「業界をもっと良くしたい!」とか、
「業界にOOを導入・浸透させたい!」とか、
「△△のビジネスを普及させて世の中に貢献したい!」とか、

よりマクロで、より上位にある概念であり、
ビジョンや思い・ポリシー、カッコ良く言えば、哲学・・・

みたいなものだ。

ただし、これらは、
コンサルティング先の各企業の売上利益UPを通じて
達成されるものであるべきと思っている。
つまり、しっかりと企業の売上が上がり、利益も上がり、
そこから従業員の給与が出て、税金も払い、
その企業にもしっかりと内部留保が残る、
そういう状態でなければいけないと思っている。

そうでなければ、行政の仕事か、NGOか、NPOか、
あるいは、国連活動のような慈善活動としてやるべきだろう。
私の目指すところはそのような慈善活動ではない。


企業としてのしっかりとした利益活動をする前提で、
私は以下の基本的な考え方を持っている。

・とにかく、「自然」を大事にしたい

・「自然」とは、宇宙の成り立ちから始まり、
 太陽・地球・空気・水・土・・・といった「自然界」全体のことである

・ただし、このような物理的なものはもちろんのこと、
 「自然の摂理」とか、「自然体」とか、そういう概念的・ソフト的な要素も入る

・出来る限り、あらゆる動物や植物、さらには、微生物に至るまでを大事にしたい
 (宇宙の仕組みから微生物の役割まで・・・)

・「自然界」はこれらすべて繋がっている、循環している

・「自然界」から生まれてきたものはすべて必要、
 肯定したい、存在を許したい

・人間はあくまでもこれら「自然界」の一部に過ぎない

・人間は、決して、「自然界」のトップでもないし王様でもなく、
 太陽・空気・水・土・動物・植物・・・等から恩恵を受けている存在であり、
 むしろ、末端(末っ子)の存在であり、従属する身

・なので、本来、人間の欲求を最上位に考えるべきではない

・太陽・空気・水・土・動物・植物・・・、
 当たり前のように目の前に存在しているものに対して感謝したい、
 敬いたい、そして、畏敬の念を感じる


私にはこのような根本的な思いがある。


なので、環境・エネルギービジネスについては、

出来る限り、

・「自然界」に負荷のないビジネス
・エネルギーを無駄に浪費しないビジネス
・使い切りではなく循環リサイクルできるビジネス

そういうビジネスモデルを作りたいと思っている。
より上位でよりマクロな視点を持ち続けたい。
単純な利益追求だけのビジネスはやりたくはない。

今回、その思いを私は「大儀」と表している。

そして、私は、

「自分なりの『大儀』を自分の生涯を通じて目指していきたい!」
「それは自分の『人生の役割』でもある!」

と思っている。


本ブログを読まれている方々も内容の差こそあれ、
そのようなものはお持ちだろう。

是非、そういう「大儀」を大事にして欲しいと思う。


2013年11月18日

VOL.386「電力自由化に向けて拡大する新電力マーケット」

先月、プレスリリースされたが、
中部電力が東電管内へ越境して電力販売を始める。
完全エリア性を守ってきた電力業界では史上初で歴史的な出来事である。
実際は、三菱商事の完全子会社で首都圏の百貨店や工場等の顧客を持つ
ダイヤモンドパワー(株)に中部電力が80%出資したという形ではある。

さらに、ダイヤモンドパワー(株)は
100MW(メガワット)の火力発電所を静岡県に建設して、
電力を関東圏の顧客に販売する。
これは2016年5月稼動予定だ。

ちなみに、このダイヤモンドパワー(株)という会社は新電力(PPS)である。

一応、説明しておくが、新電力(PPS)とは、
北海道電力、東北電力、東京電力、北陸電力、中部電力、 関西電力、
中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力等の従来の大手電力会社とは別で、
契約電力50kW以上の事業所(オフィスや工場等)に対して、
東電等の持っている送電線を借りて電力販売できる事業者である。

この新電力、
自らが自家発電所を持ったり、
自家発電してる大工場等から電力を買ったりして、
その電力を販売しており東電等よりも5%程度安い場合が多い。
認可制だが2000年の電力自由化によって
電力販売が認められるようになった。

一方、関西電力は子会社を新電力に登録し、
2014年4月に首都圏での電力小売り事業に参入するようだ。

このように、昨年から今年に掛けて新電力の登録数が急増している。
以下がそのデータである。

     2012年3月 2012年3月 2013年10月
登録数    47社     53社     109社
供給数    27社     27社      39社
シェア   3.47%   3.53%      4%

上記の供給数とは実際に電力販売している会社数で、
登録していてもまだ販売していないところも半数程度存在している。
(シェアとは、東電等も含めた日本全国の電力供給量に対しての比率で、
まだ数%程度と少ない)
ここ数年間以上、登録数50社前後で停滞していたことを考えると、
登録数がこの1年間で急に倍増しているのは注目に値する。

最大手は(株)エネットで、新電力市場の約50%のシェアを持つ。
NTTファシリティーズと東京ガス・大阪ガスの子会社で、
2013年売上高は約1600億円、営業利益は48億円程度であった。

ところで、この新電力市場は必ず伸びていく。
2018〜2020年に予定されている一般家庭向けの電力自由化が
実現されると爆発的に伸びていくだろう。

ちなみに、電力自由化先進国のドイツでは
約1000社の電力販売会社がある。

それに比べて、日本はせいぜい100社程度で、
実際に電力販売しているのは50社程度。


まだ、本ブログではお伝えできないが、
名立たる大手企業や中堅クラス企業が
異業種からの参入を虎視眈々と狙っている。


電力販売マーケットは約17兆円!
これから数年間でこの巨大マーケットの門が開かれるのである


2013年11月11日

VOL.385「再生可能エネルギーを活用した節税対策ビジネス」

今回は「再生可能エネルギーを活用した節税対策ビジネス」
の一例を紹介する。

それは、「レオパレス21」と「フィンテックグローバル」が
共同で組成した節税商品である。
「レオパレス21」は誰もが知っている大手賃貸マンション会社。
「フィンテックグローバル」はマザーズにも上場している
投資&アドバイザリー会社。

来年3月までをメドに、
レオパレス21は自らが管理するマンション約7000棟のうち、
約1000棟の屋根にフィンテックグローバルと企画したソーラーを
順次設置していく。
この1000棟分のソーラーは
再生可能エネルギー固定価格買取制度に基づいて
42円/kwhの設備認定を受けている。

その設置工事費用はレオパレスが出すわけではなく、
設置工事費用は一旦フィンテック側が出し、
その後、フィンテックがアセットした投資家から集める。
この時の投資家とは個人ではなく、
中小企業の経営者クラスが主な対象。

その総額は推定約80億円。
ソーラーを設置した後は売電事業を行う。
その時の売電収入は年間約8億円。

これらの数値は1000棟分の総額数値だが、
ポイントはこの売電事業が小口化されることである。

先ほど伝えたように、
主として中小企業経営者に小売する予定だが、
1口小売価格は800万円で3口から購入可能。
つまりは、2400万円から。

簡単に概算試算すると、
これを購入したオーナーは
2400万円の投資で年間約240万円程度の売電収入を得ることになる。
実際は手数料や屋根借り費用等があるので
年間約200万円程度の収入になるだろう。

さて、それ以上に魅力的なのは、
投資総額分が即時償却できるということである。
2400万円全額即時償却が可能なのである。
これを「グリーン投資減税」と言う。
(ただし、個別条件が付くので、あらゆる企業に同一基準ではない)

今期の経営が順調で税引き前利益が多く見込めて、
節税を必要とする中小企業の経営者にとって、
売電収入以上にこの「全額即時償却」の方の恩恵が大きいだろう。
その上で、なおかつ、毎年売電収入200万円程度が入ってくる
と考えた方が良いだろう。

今回、この事例を敢えて取り上げたのは、
再生可能エネルギー固定価格買取制度の単純な売電プロジェクト、
1つ1つ個別案件でのプロジェクトではなく、
1000棟分をまとめたこと、
そして、個人向けではなく中小企業経営者向けに
小口化・パッケージ化して買い易くしたことがポイントだからである。

その上で、これを「売電収入」と言う以上に、
「節税対策商品」として明確に訴えている点である。

このように、「中小企業の経営者向け節税対策」というように、
顧客ターゲットを限定・明確にして買いやすいロットにすることが
どんなビジネスにしても大事なことである。

ちなみに、これをプレスリリースした時、
フィンテックグローバルの株価はストップ高になったようである。

これまでのフィンテックグローバルは
マンション・ビルと言った不動産投資が中心だったが、
やはり、再生可能エネルギー投資の方が断然注目を集めるようである。


※12月7日(土)には
 
 今回の商品を企画・組成したフィンテックアセットマネジメント(株)
 代表取締役三橋氏をお迎えしての勉強会があります。
 関心のある方は、是非、ご参加下さい。
 http://www.eco-webnet.com/study/detail.html?sid=316
 TEL:03−6212−2931
 (株)船井総合研究所 環境ビジネスコンサルティンググループ
    担当:馬道(ウマミチ)

2013年11月 5日

VOL.384「東北楽天日本一!田中将大の『氣』」

プロ野球の東北楽天が創設9年目にして日本一に輝いた。
その楽天日本一の原動力は誰が見ても、
エースの田中将大投手。

普段、私はプロ野球を見ることはなく、
特定の球団を特別に応援することもない。
まあ、強いて上げれば、巨人だろうか。

それも、私は茨城県出身で、
子供の頃、野球と言えば巨人のゲームしかテレビ中継がなかったので、
そうなったのだろうと思っている。
ということで、今回の日本シリーズ、
巨人か?楽天か?と言うと、巨人をひいき目に見ていた。

でも、日本シリーズ最終戦の最終回、
あの田中投手の投球はつい見入ってしまった。
どちらかと言うと、巨人びいきだったのが、
田中投手を応援する自分がいたのだ。

前日、160球を投げたが負けて今年初の黒星となり、
心身ともに連戦で相当疲れているはずの肉体にムチを打って、
鬼気迫る気迫の投球をしていたからだ。

この例えが良いかどうか分からないが、

オリンピックで42.195kmを走り切り負けた翌日、
フラフラになりそうでも必死の形相で気持ちを最大限に高めて、
更に42.195km走って金メダルを獲得するようなものだ。


解説をしていた元ヤクルトの古田や元西武&巨人だった工藤ら、
歴戦の名選手が田中投手の投球を見て口を揃えて言っていた。
「凄い!物凄いことだ!」
「昨日160球を先発完投した投手が今日リリーフに回って、
 150kmの速球を投げ込むなんて・・・」
「絶対に疲れているはずだ!
 でも、彼は肉体のパワーダウンを精神力ですべて持ち上げている!」
「解説者でありながらつい見入ってしまって、
 正当なコメントが出来ない・・・」
「尋常ではない!プロ野球の歴史を塗り替えた!」

野球を良く知る古田や工藤の言葉だけに
聴いている方としても信憑性を感じる。

元捕手で冷静な古田が心を震わせているが良く伝わってきた。
元名投手だった工藤が
「(疲労がピークなので)自分だったらあの場面で投げられていないし、
投げていたとしてもあんな凄いボールは投げれない!」
と自分と比較して興奮していた。

普段、野球をそれほど見ない私でも、
彼の投げる姿勢にかなり心を打たれるものがあった。
感動を覚えるものがあった。

その昔の大相撲の表彰式で
貴の花が大怪我を背負いながら巨漢の曙を倒して優勝して、
「感動した!」と小泉元首相が絶叫したことがあるが、
それに似たような感覚だろうか。


ところで、試合後、初めて田中投手のブログを拝見してみた。

彼のブログタイトルは、何と「氣持ち」・・・。
「氣持ち」を大事にする投手であることを改めて感じてしまった。
しかも、敢えて、「氣」という漢字を使っていた。
相当なこだわりがあるのだろうか。
このような字を使うのは現代の若者にしては珍しいのではないか。


さて一方で、誰が言ったかは忘れたが、
過去、ある解説者がこんなコメントをしていた。

「彼の凄いところは、
どんな場面でも自分自身をしっかりとコントロールできる点だ。
気持ちが入って力む場面でも、
ここだけは!というのを守って狙ったところに投げられる。
つまり、勢いのまま「どうだっ!」と投げてしまいそうな場面でも、
大事なところではとにかく冷静に投げることを意識しているというのだ」

「身長188センチ、体重93キロという恵まれた体格を生かして、
素質とパワーだけで投げているわけではない。
田中投手は、威力のある球をさらに効果的に使うためにはどうしたら良いのか?
を冷静に考え続けているからこそ、なかなか負けないのだ」

「時速150キロを超えるストレートを持ち、
かつ、縦に鋭く変化するスライダーを操り、
スプリットも大きく変化する。
時折投げるカーブも相手の意表をついて効果的だ。
どの球種も投手としては一級品だ。
しかし、他のピッチャーが羨むそんなボールでも、
何も考えずに無造作に投げていたのではプロの打者には捕まる。
また、田中投手もいつでもすべての球種を完璧に投げられるわけではない。
その日の自分自身のコンディションや球審のストライクゾーンによって、
使えるボールの良し悪しがある。
それをしっかりと見極めて、そのときに戦えるスタイルを冷静に見出していく。
実は、田中投手も脳内で冷静な思考をつねに繰り返している」


どうやら、「氣」で投げているが、相当、冷静な投手のようである。

この相反すると言うか、二刀流と言うか、
そういうスキルを持った投手のようである。


スポーツの面白いところは「勝った!」「負けた!」もあるが、
1人の人間の目に見える部分と目に見えない部分、
そして、その1人の人間の内面まで見えることがあることである。


以上、プロ野球日本シリーズ最終戦で私が感じたことである。


※以下は、過去の田中投手のコメント

「現状に甘んじることは絶対にしたくないですね!
どんなに良い成績を残しても、それはゴールじゃない!
その上があるはずじゃないですか!
向上心・・・、いや『超向上心』を失ったらいけないなと。
それは常に心がけていますよ。
だから、もし不完全燃焼の形で終わってしまったら、
それは、なおさらですよね。
『絶対にはい上がってやるぞ、10倍返しにしてやるぞ!』って、
そんな気持ちです」





■菊池 功プロフィール

          菊池 功        環境ビジネス
コンサルティングを
ゼロから立ち上げた男!



株式会社船井総合研究所
執行役員
環境ビジネスコンサルティンググループ 部長
菊池 功(きくち いさお)

■株式会社船井総合研究所
 TEL:03-6212-2934
 FAX:03-6212-2943
 Mail:eco-webnet@eco-webnet.com



<出版書籍>
2011年12月16日発売!
『中小企業は「省エネ・節電ビジネス」で儲けなさい!』
中小企業は「環境ビジネス」で儲けなさい!

『50兆円市場を狙え! 新規事業は「環境ビジネス」で仕掛けなさい!』
50兆円市場を狙え! 新規事業は「環境ビジネス」で仕掛けなさい!

『中小企業は「環境ビジネス」で儲けなさい!』
中小企業は「環境ビジネス」で儲けなさい!


●船井総合研究所
コンサルティングメニュー






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