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2014年12月22日

VOL.440「原油安!どこまで行くのか???」

ここ2〜3ヶ月間で急にマスコミ等で取り上げられてきて、
ロシア危機?とまで言われてきた原油安。
ミクロに見ると分かりにくいものも
マクロに見れば見えてくるものがある。
そこで、1990年からの
原油価格・生産量・消費エネルギー量の推移を
改めて確認してみよう。

      価格 生産量 消費エネルギー
1990年:25  24    8  
1991年:22  23    8
1992年:21  24    8
1993年:18  24    8
1994年:17  24    8
1995年:18  24    9
1996年:22  25    9
1997年:21  25    9
1998年:14  26    9
1999年:19  27    9
2000年:30  26    9
2001年:26  27    9
2002年:26  26   10
2003年:31  28   10
2004年:41  29   11
2005年:56  30   11
2006年:66  30   11
2007年:72  30   11
2008年:100 30   11
2009年:62  29   11
2010年:79  30   12
2011年:95  31   12
2012年:94  31
2013年:98
2014年:96

<単位>
原油価格(WTI):ドル/バレル
原油生産量:10億バレル
原油消費エネルギー量:10億toe


データによっては
2012年・2013年のものが出ていないものもある。

まず、原油価格について改めて見てみると
以下のようなことが言える。

1.最安値は1998年の14ドル/バレル
  (この時の日本は昭和バブルの絶頂期)
2.2002年まではほぼ30ドル/バレル以下
3.2003年以降原油高になり50ドル/バレル超え
4.特に、2008年以降は70〜100ドル/バレルに達して、  
  2011年以降毎年90ドル/バレルになった

次に、この価格推移と生産量・消費エネルギー量を
重ね合わせて見てみると、以下のことが言える。

5.1990年から2014年に掛けての生産量は
  年によっての激しい上下はなくて1.3倍程度
6.消費量も激しい上下はなく1.5倍程度
7.それに対して、価格は5〜6倍という激しい価格上昇

(多くの常識のある方々ならば
 充分に認識されているかと思うが)
これらを改めて見ていると、
需給関係によって
原油価格が決まっていないことが良く分かる。
生産が多い・少ないから・・・
需要が多い・少ないから・・・
原油価格が上がる・下がる・・・
と言う訳ではないのである。

分かっているとは言え、
まさに株式取引市場と同様な“価格操作”の様相だ。

なお、今年2014年は月別で価格推移を見てみよう。
1月:95
2月:101
3月:101
4月:102
5月:102
6月:105
7月:102
8月:96
9月:93
10月:84
11月:76
<単位:ドル/バレル>

確かに直近のわずか3ヶ月間で
30%程度急激に下落しているが、
2006〜2007年頃に戻ったとも言える。
つまり、2011年以降の高値の方が異常だったのである。

現在のサウジアラビアの原油生産原価は3ドル程度。
王政維持の為には国民に大盤振る舞い
(インフラの整備・豊かな暮らしの提供)の必要もあり、
30〜40ドルは欲しいと言われている。
一方、アメリカのシェールオイルの生産原価は40〜70ドル。
一旦、70ドルを割って40ドルに向かうかもしれない。
そうなると、アメリカのシェールオイル企業も淘汰されていく。
最終的には60〜70ドルで落ち着くのではないだろうか。

2014年12月15日

VOL.439「自民党勝利で見えた!これからの経済情勢」

衆議院選はマスメディアの事前報道通り、
自民党だけでも安定多数を保って、
自民党一強体制の維持となった。
これで日本のこれからの経済情勢はハッキリしてきた。

まず、安倍首相が解散宣言する前に書いた
11月16日付の本ブログの内容を以下に示そう。
(一応、この時点ですでに
私は自民党の安定多数を推測していたが・・・)

〜以下、11月16日付の本ブログ抜粋〜

さて、私の現段階での見方だが、
自民単独安定多数の可能性は充分にあり得るという考えだ。
そして、安倍政権が圧勝すればアベノミクスは推進される。
つまり、
金融緩和!
円安傾向!
輸入物価上昇!
日経平均株価上昇!
原発再稼動!
大企業優先!
強いものはより強くなる!
富の集中!
中小企業負担増!
一般消費者負担増!
弱いものはより弱くなる!
貧富の差拡大!
・・・・・
というような資本主義的な特徴、弱肉強食的な色合いが
2018年に向けて極大化するのではないか。
その後、行き着く先まで行って初めて、
大多数のヒトが心の底から気付くのではないだろうか。
結果として、
「アベノミクスは失敗に終わった・・・」
ということを。
今のままだと、成功なのか?失敗なのか?
こうだ!と決め付けることが出来ていない。
世間一般の方々が完全に認識できるレベルではない。
その証拠に、下がってきたと言っても、
安倍政権の支持率がまだそこまで低くなっていない。
本当に大底に落ちないと
認識できにくいのではないか。
なので、一旦、
アベノミクスの行き着く先まで行くしかないだろう、
というのが私の感じるところである。
本当に新しい政治体制・官僚体制、
新しい世の中の仕組みに生まれ変わる為には
現状の行き着く先まで行く、
というのは必要なプロセスである、
大局的にはそう思うのである

〜以上、11月16日付の本ブログ抜粋より〜

今でも、私は上記の考え方に変わりはない。
中央(永田町と霞ヶ関)と地方の認識差が拡大して、
中央は地方の感覚からドンドン離れていくだろう。

なので、2018年以降に来るであろう
アベノミクスの反動に対して準備しておくことが必要だ。
もっとも、その反動が早まる可能性も高い。
早ければ2016年からその兆候があるかもしれない。
つまり、1年半後には反動が出て来る可能性もある。
その時になって慌てないで済むように準備しておきたい。





■菊池 功プロフィール

          菊池 功        環境ビジネス
コンサルティングを
ゼロから立ち上げた男!



株式会社船井総合研究所
執行役員
環境ビジネスコンサルティンググループ 部長
菊池 功(きくち いさお)

■株式会社船井総合研究所
 TEL:03-6212-2934
 FAX:03-6212-2943
 Mail:eco-webnet@eco-webnet.com



<出版書籍>
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