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2015年10月25日

VOL.481「大注目!東京電力の常識を覆す未来戦略!」

船井総研権主催で
10月24日(土)、東京オフィスで
「環境ビジネス経営研究会」を開催した。

その時のメイン講師として
東京電力の執行役員の佐藤梨江子氏を
お呼びして、
「電力全面自由化に向けた東京電力の事業展開」
について語って頂いた。

以下がその講演の要旨である。

1.2016年4月、
東電は持ち株会社制に移行して、
3つの事業会社に分割して立ち上げる。
その3つとは
発電会社・送配電会社・小売会社である。

2.エリア戦略として、
中部や関西等含めて積極的に全国展開する

3.電力だけでなく、
ガスや通信・水道とのセット販売を強化する

4.初期投資ゼロシステムを構築して
省エネ設備も販売強化する

5.また、受電設備更新の設計・施工や
運用等のワンストップ化も提案して、
これも初期投資ゼロで対応する

6.保安管理サービスも開始する

7.電気の使用実績をグラフや表を
ネット上で無料閲覧できるネットサービスを開始する

8.一般住宅向けにスマートハウスを提案する
太陽光パネルや太陽熱パネル、蓄電設備も提案する

9.マンション向けに一括受電サービスも始める

10.家庭用スマートメーターの設置と
ネット無料閲覧サービス等により、
見守りサービス等も予定する

11.積極的に他業界の企業との
アライアンスを作る
・ソフトバンク
・リクルート
・USEN
・T-ポイント
・PONTAカード
・ニチガス
・トーカイ
・etc

以上が佐藤氏の講演内容の要旨である。
すでにマスコミ等から発表済みであるが、
改めてお話をお伺いすると、
東京電力がかなり変貌を遂げつつあることが
確認できた。

まず、全国への電力販売はもちろん、
ガス・通信・水の販売、
省エネ設備や太陽光・太陽熱パネル等
の設備販売、
受電設備の設計・施工・管理や電気の保安点検、
無料のインターネット情報提供サービスに至るまで
一般的に知られている以上の
幅広い展開を考えているようだ。

「漠然と知ってはいたが、ここまで考えていたのか!」
「あの東電がこれほどの変革をしているとは・・・」
「東電の改革計画は凄い!本気だ!」

当日は100名近い企業経営者が聴講していたが、
ほぼ全員が驚嘆の声を挙げていた。

世間一般的には、
まだまだ東電は古い体質で保守的に見られがちだが、
全くそんなことはなく、
「改革推進中!」という雰囲気がしていて、
むしろ一般民間企業の方が
従来の固定観念に固まってしまっているように感じた。

何と言っても、今回ご講演頂いた佐藤氏は、
東電の生え抜き社員で史上最年少、かつ、
女性初の執行役員。
正式な肩書きは
電力小売部門の「バイスプレジデント」。
通常の会社では「副社長」に順ずる存在である。
その他、部長クラスやその下のポジションにも
女性を抜擢している。
また、現在の東電の定例記者会見は
女性が進行役を務めていて、
説明担当者3人のうちの1人は女性。
女性を積極登用しているのである。
“超”保守的な電力業界では
物凄く衝撃的なことだ。

それに、佐藤氏の講演の最初の言葉が
「福島の事故では皆様に
大変ご迷惑をお掛けしました・・・」
という謝罪の言葉から始まった。
これにより聴講された方々も
東電の姿勢は感じられたようだ。

大手企業が変革姿勢を取る時代、
中小企業ほどもっと身軽にもっと素早く
変化にチャレンジしていかなければいけない。

本ブログを読んで頂いている皆様、
変化に恐れいていませんか?

変化こそ普遍の原則である!
〜ダーウィン進化論より〜

2015年10月18日

VOL.480「第三のエネルギー」

(前回ブログでも触れているが)
今回は「第三のエネルギー」について
取り上げてみよう。

ここで言う「第三のエネルギー」とは
実は私の造語である。
「第三の・・・」としたのは
「三番目の・・・」という意味ではない。
「未発見の・・・」という意味で使っている。

水力、火力、原子力、太陽光、風力、・・・
といった既知のエネルギーではない。
水素燃料やメタンハイドレードでもない。
これらはすべて地球内部のエネルギーだ。

つまり、「第三のエネルギー」と
私が呼んでいるのは
地球内部のエネルギーではなく、
「宇宙のエネルギー」なのである。

そう言われても、
多くの方は???だろう。

まず、ニュートンの「万有引力」は
誰でも知っているだろう。
「万物すべてがお互いを引っ張り合う」
という法則だ。
しかし、引っ張り合うだけだと、
そのうち収縮して形がなくなってしまう。
でも、現実には
「宇宙は常に広がり続けている」
という観測結果が出ている。
しかも、加速度的に広がり続けている。
ならば、
引っ張り合う「引力」に対抗して、
反発し合う「斥力」というエネルギーが
存在しないといけないということになる。

言うならば、「万有斥力」だ。
(「万有引力」は誰でも知っているが、
普段、「万有斥力」は聞かない)
これが「第三のエネルギー」と
私が呼んでいるものである。

もっとも、研究者の中では
「ダークエネルギー」と
呼ばれているもので
まだ仮説状態だが、
多くの論文が出されている。
宇宙全体のうち、
これが何と68%も占めている。

それに対して、
地球上にある物質のように
人類にすでに知られている物質は
わずか5%。

残りの27%は「ダークマター」と
呼ばれている物質で
これまた仮説であり、
存在があるとされている物質の総称。

さて、「ダークエネルギー」、
銀河系全体に詰まっているが、
地球上では重力が強過ぎて、
数値で測定できない。
あるいは、特殊なエネルギーなので
その測定機器がない。
(でも、存在している)

このエネルギーの特徴は以下である。
1.非常に微弱である
2.無限である
3.害がない
4.コストが掛からない
5.上手く活用できる人と活用できない人がいる

最大の特徴は「5」だ。
火力であっても、原子力であっても、
あるいは、太陽光であっても、風力であっても、
要は、おカネを出せば誰でも買えるし使える。
逆に言うと、
おカネがなければ買えないし使えない。

しかし、この「第三のエネルギー」は、
人によって全く使えない人、
10倍上手に使える人、
100倍上手に使える人が出てくる。
要は、個々人のレベルによって
活用できるエネルギー量(質)が違うのだ。

例えば、同じ時間、同じ場所で、
同じ情報・同じノウハウを聞いても、
それを全く活用できない人と
何倍にもして上手に活用できる人がいる。
あるいは、同じ時間、同じ場所で、
同じ音楽を聴いても、
その感じ方・捉え方は人それぞれで千差万別。
その音楽で元気になったり、
楽しくなったり、
あるいは、涙を流したり・・・。

ただただ音楽を聴くだけで、
気持ちが楽しくなったり、
心が楽になったり、
気分が晴れたり・・・。

これは何かのエネルギーが
伝播しているからである。

そして、そのエネルギーは
その人の「心」と言うか、
「人間性」と言うか、
「良心」と言うか、
あるいは、「素直さ」と言うか、
「直観力」と言うか・・・、
そういうものに比例する。

現段階では
そう考えてもらって良いだろう。

この微弱だが無限のエネルギーが
ビジネス的に活用できると
エネルギー問題は一変する。

ビジネス的に活用できる国はどこか?

その民族性・国民性・人間性からしても、
この未知なるエネルギーを
活用できるのは「日出ずる国:日本」だろう。

その時、日本は
エネルギー大国
(エネルギーに満ちた国)になり、
世界が羨むエネルギーに
恵まれた国になるだろう。

そう私は思っている。

※雲の上(と言うか、宇宙の中)の
ような話に聞こえるが、
ノーベル物理学賞を取った梶田氏の
研究成果が関連している。

2015年10月12日

VOL.479「ノーベル賞と『第三のエネルギー』」

先週、ノーベル賞の発表があり、
生理学・医学賞に大村氏と
物理学賞に梶田氏が
ともに選ばれた。
日本人としては単純に嬉しい!

このうち、物理学賞の梶田氏は
まだまだ謎の多い「ニュートリノ」が
実は僅かながらも重量を持っており、
姿を変えながら振動する・・・
ということを発見した。

大学は工学部原子核工学科を卒業して、
一時は量子力学や素粒子に大変興味を持って
勉強した私としては、
実は個人的に身近な内容である。

さて、この「ニュートリノ」という物質、
一体どういった物質なのかを簡単に触れておこう。
中学校の理科で習ったように、
地球上のあらゆる物質は分子から作られていて、
その分子は原子の集合体である。
水に例えるならば、H2Oが分子で、
H(水素)やO(酸素)が原子。
さらに、Hは1つの陽子と1つの電子の集合体、
Oは8つの陽子と8つの電子の集合体。
さらに、陽子と電子は素粒子の集合したもの。

その素粒子にも複数種類あって、
「ニュートリノ」は
その素粒子の中の1種類である。
素粒子の1つである「ニュートリノ」は
光と同速度で電気的に中性で電磁相互作用がない。
質量もなく重力も掛からず、振動もせず、
地球や人体にも衝突することなく、
すり抜けてしまう物質である(と思われていた)。
当然、目に見えないので、
これまで観測そのものが出来なかった。

しかし、2002年にノーベル物理学賞を受賞した
小柴氏が発明した装置「カミオカンデ」により
観測できたのである。
小柴氏の弟子である梶田氏は
この観測装置「カミオカンデ」によって、
「ニュートリノ」には質量があり重力もあり、
振動していることを発見したのである。
何かに衝突することが無く、
地球や人体等ありとあらゆる物質を
すり抜けていくと思われていたニュートリノを
捕まえられる可能性が出てきたのである。
これは物凄い発見だ!

さて、少しここで宇宙全体の話をしよう。
宇宙物理学の世界ではまだ仮説であるが、
宇宙全体の物質は
以下のような構成と言われている。

1.観測可能な物質・・・5%
2.ダークマター(dark matter)・・・27%
3.ダークエネルギー(dark energy)・・・68%

実は、今、人類が観測可能な物質は
上記1で示したように
宇宙全体のわずか5%程度。
残りは、上記2と3。

一般の方々は聞いたことがないと思うが、
「ダークマター」と
「ダークエネルギー」という物質が
何と95%も存在していると考えられている。
(我々が把握しているのはわずか5%!)

そして、この「ダークマター」の1つが
「ニュートリノ」ではないかと言われている。
一方、「ダークエネルギー」とは
宇宙全体に無限に存在するエネルギー。

これが実用化されれば、
エネルギー問題は完全に解決される。
石油など全く必要ない!

今回の梶田氏による「ニュートリノ」に
重量等があるという発見は
実はエネルギー問題に結び付くのである。
「ニュートリノ」を捕まえることが
できる可能性があるからである。

これこそ、
本ブログでも過去に取り上げたことのある
「第三のエネルギー」である。
一般の方々には
有用性がなかなか分からないと思うが、
私個人的には
物凄くワクワクしているところである。

※過去、本ブログでも取り上げているが、
「第三のエネルギー」についてはこちら↓
http://www.eco-webnet.com/kikuchi/2011/12/post_407.html
これは2011年に書いたものだが
「2015年には第三のエネルギーが見えてくる・・・」
とは書いている

2015年10月 4日

VOL.478「新電力(PPS)伸びているのは?」

今回は新電力の最近の状況を取り上げよう。
まずは、以下を見て欲しい。

1.新電力登録数       762社
2.小売販売実績企業数    85社
3.小売販売実績はないが
  JEPX会員企業数    23社
4.事業開始時期を過ぎても
  販売実績がなく
  JEPX会員でもない企業数405社
5.事業開始時期が来ていない
  企業数           249社
※「JEPX=日本卸電力取引所」

上記1は新電力の現段階での登録総数。
そのうち、実際に小売販売しているのは
上記2の85社なので、
わずか約11%程度である。

上記3は、販売実績はないが
JEPX登録している企業なので、
今後販売していく確率はある。

上記4にいたっては
申請時の予定開始時期を過ぎているのに、
JEPX登録もまだの企業である。
未登録ならばほぼ事業は不可能なので、
早々に事業開始されるとは考えられない。

上記5はこれからどうなるか・・・である。

と言うことで、
実際に事業開始・事業準備しているのは
上記1・2の100社程度である。

実際に事業開始している企業の
実際の販売量の直近ランキングは
以下である。

1.エネット
2.Fパワー
3.丸紅
4.JX日鉱日石エネルギー
5.日本ロジテック
6.オリックス
7.日本テクノ
8.新日鉄住金エンジニアリング
9.サミットエナジー
10.ミツウロコグリーンエネルギー
11.イーレックス
12.伊藤忠エネクス
13.昭和シェル石油
14.ダイヤモンドパワー
15.一般社団法人電力託送代行機構
16.エネサーブ
17.テプコカスタマーサービス
18.パナソニック
19.グルーバルエンジニアリング
20.中央電力エナジー

これら上位20社のうち、
前年同月比で伸びているランキングは以下である。

1.中央電力エナジー
2.一般社団法人電力託送代行機構
3.Fパワー
4.イーレックス
5.日本ロジテック
6.伊藤忠エネクス
7.オリックス

いまだにエネットがガリバー企業として
シェア圧倒的NO1であるが、
大手ではFパワーの伸びが目立っている。

それと、今回は紹介していないが、
小さいながら地域新電力の動きも注目される。






■菊池 功プロフィール

          菊池 功        環境ビジネス
コンサルティングを
ゼロから立ち上げた男!



株式会社船井総合研究所
執行役員
環境ビジネスコンサルティンググループ 部長
菊池 功(きくち いさお)

■株式会社船井総合研究所
 TEL:03-6212-2934
 FAX:03-6212-2943
 Mail:eco-webnet@eco-webnet.com



<出版書籍>
2011年12月16日発売!
『中小企業は「省エネ・節電ビジネス」で儲けなさい!』
中小企業は「環境ビジネス」で儲けなさい!

『50兆円市場を狙え! 新規事業は「環境ビジネス」で仕掛けなさい!』
50兆円市場を狙え! 新規事業は「環境ビジネス」で仕掛けなさい!

『中小企業は「環境ビジネス」で儲けなさい!』
中小企業は「環境ビジネス」で儲けなさい!


●船井総合研究所
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