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2016年1月31日

VOL.494「サッカー リオ五輪予選に見るチームマネジメント」

日本サッカー男子はリオ五輪出場が決まり、
さらに優勝という素晴らしい結果を出した。
“サッカー好き”の私にとっては堪らない結果だ。

しかも、勝てない世代・谷間の世代と言われて、
戦前の下馬評はすこぶる悪く
五輪には行けないかも・・・
と不安視された中で結果を出した。

今回、多くの解説者が語っていたが、
手倉森監督のマネジメント力が光っていたようだ。

以下は手倉森監督のコメントからの抜粋だ。

・・・・・・・・・・
Jリーグが終わった後、
メンバーの1シーズンの出場率を計算して、
疲労がどのくらい残っているかを調べました。
あまり出ていない選手たちは
鍛える必要があると思い個別にチェックして、
直前合宿の石垣島で
タイム設定などもそれぞれ個別に変えて
走りのトレーニングを行ないました。
大会期間が長いので、
焦らないように体力のピークを予選ではなく
決勝トーナメントに持っていくように
コンディショニングコーチと共にやって来ました。
それがまず上手くいきました。
コンディショニングコーチの持っていき方は
本当に的確でした。
いろいろな検査をしてきました。
唾液を使った疲労チェックだったり、
尿検査だったり、血液検査だったり。
そういうものも情報として
しっかり処理して、
選手たちのコンディションを見極めた中で
先発選手をあまり固定せずに
試合毎に変えるターンオーバー制をやりました。
それと、あとはご飯。
協会の協力で敏腕日本人シェフも帯同してくれて、
コンディションという意味では
心配なくやれた大会だったと思います。
・・・・・・・・・・

(以上、手倉森監督コメントから抜粋)

試合毎に先発選手を変えたり、
交代選手が決まって活躍したり、
フォーメーションの指示が的確だったり、
ピッチ上でのマネジメントが
上手く行ったことは間違いないが、
むしろピッチ以外でのマネジメントが功を奏したようだ。

特に、上記コメントの
「メンバーの1シーズンの出場率を計算して・・・」
とか、
「唾液を使った疲労チェック・・・」
とか、
「尿検査だったり、血液検査だったり・・・」
とか、
科学的なデータ・裏付けを
充分に活用していたようで、
そういうピッチ以外での準備が上手く行ったようだ。

改めて、
マネジメントの大切さを感じることが出来る。

いくら能力とスキルがあっても、
そのようなマネジメントで失敗すれば
良い結果は得られない。
逆に、能力とスキルが劣っていても、
マネジメントが上手く行けば
良い結果は出る。

企業経営も一緒で
商品や技術がいくら良くても、
あるいは、営業や販売力がいくら強くても
マネジメント力がなければ結果は出ない。

人材採用、組織作り、役割分担、
そして、的確な指示伝達、
ヤマ勘だけではなく科学的根拠・・・、

そのようなマネジメントに欠陥があると
良い結果は出ない。

スポーツの世界を見て
改めて経営の世界でも振り返ることが出来る。

2016年1月24日

VOL.493「新電力ビジネス最新情報」

今回は今話題の新電力ビジネスを取り上げる。
現在、新電力として登録されているのは851社。
ただし、実際に販売実績があるのは
そのうちの95社程度で、
電力小売販売に占める新電力のシェアは
徐々に増えており7.4%だ。

以下に、昨年10月段階での
新電力(電力小売部門)の売上上位20社を示す。

1.エネット:29.0%(42.1%)
2.Fパワー:15.5%(9.2%)
3.丸紅:8.5%(8.8%)
4.日本ロジテック:4.7%(4.0%)
5.JX日鉱日石エネルギー:4.6%(5.4%)
6.オリックス:4.1%(3.2%)
7.新日鉄住金エンジニアリング:3.6%(3.6%)
8.サミットエナジー:3.5%(3.6%)
9.日本テクノ:3.5%(4.5%)
10.ミツウロコグリーンエネルギー:2.3%(2.1%)
11.イーレックス
12.ダイヤモンドパワー
13.伊藤忠エネクス
14.昭和シェル石油
15.テプコカスタマーサービス
16.エネサーブ
17.出光グリーンパワー
18.中央電力エナジー
19.ナンワエナジー
20.洸陽電機

1〜10位までの「%」は
新電力内でのシェアで、
( )内は1年前のシェアである。
それぞれの会社がどれくらいのシェアで
そのシェアが伸びているのかどうかが分かるだろう。

ちなみに、1位のエネットの電力小売の売上は
年間2500〜3000億円で、
(電力卸の売上は除く)
20位の洸陽電機は年間30億円程度と予想される。
なお、上記に記載はないが、
売上30位の新電力会社は年間15億円程度である。
これで現在の新電力の売上を
おおよそイメージ出来るのではないか。

2016年1月17日

VOL.492「一目で分かる!補助金分析!」

今年3月に補正予算で公募される省エネ補助金
「エネルギー使用合理化等事業者支援補助金」
が実行されることがすでに公開されている。
そこで、その参考の為に、
2015昨年度の本予算での採択状況を分析して
以下に分かりやすくまとめてみた。

1.業種別採択状況
●小売、サービス業:52%
(スーパー・ドラッグストア等)
●工場:33%
●オフィス・事務所・学校:5%
●物流倉庫:4%
●病院・介護施設:2%
●その他:1%
やはり、スーパー・ドラッグストアが
50%超と多いが、
ここ1〜2年間で件数が一番伸びているのは
工場で30%を超えてきている。

2.設備別採択状況
●照明:47%
●空調:23%
●インバータ各種設備:7%
●冷凍冷蔵設備:7%
●ポンプ:3%
●ボイラー:3%
●コンプレッサー:3%
●発電機:1%
●成型機:1%
●炉・バーナー:1%
●集塵機・ファン:1%
●その他
やはり、LED絡みの照明が多数だが、
工場の採択件数が増えたことから
ポンプ・ボイラー・コンプレッサー・
成型機・炉・バーナー・集塵機・ファン等の
生産設備が増えた。

3.採択物件平均単価
●1525万円/件
採択された物件の平均単価は上がっている。
大型化傾向になるようだ。

4.採択物件平均省エネ率
●20.0%
申請基準は省エネ率1%だが、
その程度では採択されることはなくなった。


また、採択されるには以下の指標も必要だ。

5.決算書の内容
直近3期のうち2期が赤字では採択されない。
3期連続黒字が望ましい。

6.補助額に対する省エネ量
補助額に対する省エネ量が多い方が良い。
同じ省エネ量の場合、
補助額の少ない方が採択される。

7.省エネ率
最低でも10%は欲しい。
15%行けば採択率がグンと高まる。

以上、今年3月に補正予算で出る
「エネルギー使用合理化等事業者支援補助金」
に関しては上記の本予算よりも緩くなるだろう。

直接、自社として利用する企業もあるだろうし、
補助金情報をビジネスとして
展開している企業もあるだろう。
是非、積極的に活用して欲しい。

2016年1月12日

VOL.491「2016年度環境・エネルギー関連補助金 最新情報」

環境・エネルギー関連ビジネスを
展開するに当たっては
補助金情報の活用は不可欠である。
そこで、今回は経産省が出した
2016年度の補助金概算要求の概要を
取り上げてみる。
かなり重要な情報である。

1.省エネ分野
(1)エネルギー使用合理化等事業者支援補助金
・1260億円(410億円)
上記の( )内は2015年度の補助金額。
2016年度はザッと800億円超の増額!
ここまで伸び額の高い補助金はない。
今でも超人気の補助金だが、
新年度も引き続き申し込みは多数見込まれて
競争激化になるだろう。
(2)住宅・ビルの革新的省エネルギー技術促進事業費補助金
・190億円(7.6億円)
住宅・ビルに特化したもので
2015年度に比べると伸び率が凄い。
(3)クリーンエネルギー自動車導入促進対策費補助金
・150億円(新規)
電気自動車や燃料電池自動車向けのもので
2016年度に新設されるだろう。
(4)輸送機器の実使用時燃費改善事業費補助金
・62.5億円(新規)
これも新設でトラック事業者に対する補助金である。
(5)省エネルギー対策導入促進事業費補助金
・9.5億円(5.5億円)
これは額は小さいが、
中小企業に対して省エネ診断だけに出る補助金。
設備導入ではなく、あくまでも診断だけで出る。
(6)戦略的省エネルギー技術革新プログラム
・135億円(75億円)
これは設備導入ではなく提案公募型の研究開発補助金。

2.再生可能エネルギー関連
(1)地熱資源開発調査事業費補助金
・100億円(80億円)
地熱発電に関する調査費用の補助金。
(2)水力発電事業化促進事業費補助金
・11億円(新設)
民間事業者等による新規開発地点の流量調査等の補助金。
(3)水力発電新技術活用促進事業費補助金
・40億円(新設)
最新技術を用いた設備への更新・改造等の補助金。
(4)再生可能エネルギー事業者支援補助金
・70億円(新設)
民間事業によるバイオマス・地中熱等を
利用した熱利用設備や発電所に対する補助金。

以上、主だったものや伸び率の高いもの、
あるいは、新設のものを列挙した。

これらの関連事業をしている企業にとって、
補助金情報の提供は必須である。
なぜか???それは
「顧客が最大限の関心を持っているから・・・」
に尽きる。
「補助金情報を知らないと恥ずかしい…」
というレベルだ。

自社で直接活用できなくても、あるいは、
直接的に補助金取得の支援(申請代行等)を
していなくても
このような情報提供は必須と思って欲しい。
事業推進の為には、
ハードの提供はもちろん、
ソフトの提供がポイントである。





■菊池 功プロフィール

          菊池 功        環境ビジネス
コンサルティングを
ゼロから立ち上げた男!



株式会社船井総合研究所
執行役員
環境ビジネスコンサルティンググループ 部長
菊池 功(きくち いさお)

■株式会社船井総合研究所
 TEL:03-6212-2934
 FAX:03-6212-2943
 Mail:eco-webnet@eco-webnet.com



<出版書籍>
2011年12月16日発売!
『中小企業は「省エネ・節電ビジネス」で儲けなさい!』
中小企業は「環境ビジネス」で儲けなさい!

『50兆円市場を狙え! 新規事業は「環境ビジネス」で仕掛けなさい!』
50兆円市場を狙え! 新規事業は「環境ビジネス」で仕掛けなさい!

『中小企業は「環境ビジネス」で儲けなさい!』
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●船井総合研究所
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