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2017年8月26日

VOL.572「大赤字(マイナス300億円)からの復活!その理由」

先日、東京品川において、
船井総研主催の研究会全国大会が行われた。
3日間で延べ6000人超の方々にお越し頂いたが、
その大半は中小企業の経営者の皆さま。
この企画の中の1つの講座として
JR九州を昨年上場に導いた唐池会長に講演頂いた。

JR九州は言うまでもなく、
旧国鉄の九州エリアの鉄道会社。
国鉄分割民営化スタート時には
売上は約1000億円、
営業利益は約−300億円の大赤字だった。
それが今では、売上は約3800億円、
営業利益200億円の黒字になっている。

その最大要因は“脱”旅客鉄道。
良く知らない人から見ると、
JR九州は九州の鉄道会社に見えるが、
全体の売上の60%は鉄道以外で、
鉄道売上は40%にしか過ぎない。

鉄道以外のビジネスとは以下のものである。
・駅ビル賃貸事業
・マンション販売事業
・物販事業
・外食事業
・介護事業
・韓国ルート船舶事業
・農業

実は、鉄道事業はまだ赤字で
駅ビル賃貸事業・マンション販売事業が利益の源泉。
特に、マンション販売事業は
すでに何と九州で業界NO1となっている。
実態は鉄道会社というよりも不動産会社である。
物販事業とはドラッグストアがメイン、
飲食事業も居酒屋がメインで、
いずれも駅周辺ではなく、
普通の郊外ロードサイドで展開している。
これらの点は他のJR各社とは一線を画している。

では、鉄道事業は全然ダメかと言うとそうではない。
利益は劇的に改善して、
今ではむしろブランディングに大変役立っている。
年間1000億円程度だった売上が
客数が伸びて1500億円程度になった。
有名な超豪華列車「ななつ星」を筆頭に、
観光を目的にした戦略が的を得ている。
ちなみに、「ななつ星」の料金は
1泊30万円以上。
寝台列車の料金の枠をはるかに超えている。
それなのに、予約倍率は10〜30倍と大人気。
利用客の3人に1人は感動で涙を流すという。
単なる輸送手段ではなく、
潜在的に眠る観光ニーズを拾い上げているようだ。
お堅い印象のあるJRグループの中では
異色中の異色かもしれない。

最後に、有名な動画を見て欲しい(約3分間)。
登場する方々はほぼ一般の方々。
改めて、九州の方々の「地域愛」を
感じることが出来るだろう。
https://www.youtube.com/watch?v=4eM53nOZAtk
そして、実は、この地域愛こそが
JR九州を支えるものなのかもしれない。
顧客に応援される企業は強い。


2017年8月20日

VOL.571「“やりたいこと”を確実に成功させるには?」 

私は経営コンサルティングをしているので、
普段から経営者と接する機会が多い。
サラリーマンと比較すると、
経営者は自分のやりたいことが出来る。

もしかしたら、中には、
意に反して家業を継いで・・・
という経営者もいるかもしれないが、
自分の志を推進したいので・・・
という経営者は多いだろう。

でも、
「本当にやりたいことが出来ていますか?」
と経営者に聞くと、
「100%出来ています!」
と胸を張って即答できる経営者は少ないものである。

「やりたいこと」「やるべきこと」「やれること」
この3つがキッチリ揃わないと
なかなかやりたいことは実現できない。

要するに、普通は
「やりたいこと」「やるべきこと」「やれること」
この3つは微妙にズレているのである。

なので、まずは、
「やりたいこと」「やるべきこと」「やれること」
この3つの交わった接点部分を実行する
というのが王道である。

この接点部分が小さいと
上手く行っていない感じがするし、
接点部分を極大化することが出来れば、
経営者冥利に尽きる。

したがって、
「やりたいこと」「やるべきこと」「やれること」
の接点部分を大きくすることが大事だと
“一般的には”言われている。
ここでは、敢えて
“一般的には”・・・とした。

本当は、
「やるべきこと」を「やれる」ようにして、
それを「やりたい」と思えるようにする、
というのが私は正しいと思う。


人はどうしても、
「やりたい!」が先行する。
経営者ほどそうだろう。
その為に経営者になったのだから。

でも、間違いなく、普通は
「やりたいこと」「やるべきこと」「やれること」
は異なる。
異なり過ぎると成功せずに
確実に失敗する。

それで苦労する。

ならば、
「やるべきこと」を「やれる」ようにして、
それを「やりたい」と思えるようにする、
と考えた方が結果として確実に成功するだろう。

今回は何か“禅問答”のようで
心象的な内容になってしまったが、

実は、決して心象的ではなく、
客観的に考えれば正しいことが分かるだろう。

客観的に「やるべきこと」が分かっていて、
それを「やりたい!」と思えれば
確実に成功できるはずである。


さて、皆さまの「やるべきこと」って何だろうか?

2017年8月 6日

VOL.570「なぜ、思うほど業績が伸びないのか?」 

「なぜ、“思うほど”業績が伸びないのか?」

この「思うほど」がポイントである。

「忙しいわりには・・・」
「仕事は増えているけど・・・」
「対応し切れていない・・・」
「体制が間に合っていない・・・」
「いつも何かバタバタ・・・」

数字的根拠もなく、
イメージだけで言うと、
経営者の60%以上は
「思うほど業績が伸びていない」
と感じているのではないか。

その原因の1つとして前回ブログでは、
「『選択と集中』が上手く出来ずに
手を広げ過ぎて散らかっている…、
状態であることが多い」
「あれはどうか?
これはどうか?
それはどうか?
と色々な施策をやりたがってしまう。
その結果としてすべて中途半端になる」
と伝えた。

ただし、この場合よりもマズイのが
「全く何もしない」ことである。

本当に仕事がなく、最悪で、
資金繰りさえ汲々している状態ならば、
本気で何か手を施すであろうが、
そうではなく、
「何となく忙しい・・・」
「今のままでも悪くはない・・・」場合、
何もしない経営者が意外に多い。

特に、今はあらゆる業界で人手不足で、
仕事はあるが、
それを動かせる人がいない、
そう感じる経営者は多い。

なので、正しく言えば、
「何もしない」のではなく、
「何もできない」のが実態だろう。

人がいて仕事がないならば、
その人に何かさせるだろうが、
仕事はあって人がいないので、
「何もできない」ようだ。

採用を増やす為に、
せいぜい、ハローワークに頼るか、
リクルート等に有料求人広告を打つか、
人材紹介会社に成功報酬で依頼するか、
くらいだ。

でも、その結果、
今はなかなか人は来ない。

「来ない…、来ない…」
と待っているだけで、
まさに「何もできない」状態だ。
これが一番マズイ。

ちなみに、今、有効な採用手法については
本ブログのVOL.554と555でも伝えている。
http://www.eco-webnet.com/kikuchi/2017/04/post_666.html
http://www.eco-webnet.com/kikuchi/2017/04/post_667.html

まずは、人の採用面でも
やるべきことをやることだ!
やった方が良いことをやるべきだ。

さて、
「なぜ、思うほど業績が伸びないのか?」
その答は
「やるべきことをやれていない!」
ただ、それだけである。





■菊池 功プロフィール

          菊池 功        環境ビジネス
コンサルティングを
ゼロから立ち上げた男!



株式会社船井総合研究所
執行役員
環境ビジネスコンサルティンググループ 部長
菊池 功(きくち いさお)

■株式会社船井総合研究所
 TEL:03-6212-2934
 FAX:03-6212-2943
 Mail:eco-webnet@eco-webnet.com



<出版書籍>
2011年12月16日発売!
『中小企業は「省エネ・節電ビジネス」で儲けなさい!』
中小企業は「環境ビジネス」で儲けなさい!

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