« VOL.580:「経産省 省エネ・再生エネ関連補の来期補助金案」 | メイン | VOL.582:「なぜ、営業部門が強くならないのか?」 »

VOL.581:「電力小売ビジネス、今どうなっているのか?」

昨年4月に始まった電力小売完全自由化。
今回は電力小売ビジネスの直近状況、
特に、「新電力」の現況をお伝えしよう。
ちなみに、ここで言う「新電力」とは
東電・中電・関電等の旧一般電気事業者
(一般の方々が言うところの電力会社)
以外の新興勢力の電力小売会社のことである。
(エネット・Fパワー・丸紅等)

まず、直近の概況は以下である。

1.新電力のシェアは全国平均12.5%
2.エリア別にみると、
  一番高いのは関西エリアで19.4%
3.一番低いのは中部エリアで8.6%
4.高圧契約(業務用)のみに絞ると
  全国平均は21.2%
5.高圧契約で一番高いのは関西エリア31.7%
6.高圧契約で一番低いのは東北エリア15.4%
7.低圧契約(住宅用)ならば
  全国平均は6.6%

と言うことで、
総需要のうち新電力のシェアは12.5%。
電力完全自由化時の2016年4月時の
5.3%からは倍増している。

また、高圧契約と低圧契約に分けると、
21.2%と6.6%と開きはある。
それと、同じ高圧契約であっても
エリアによって倍以上の差が出ている。
特筆すべきは高圧契約の関西エリアが
30%を超えてきているということだろう。

さて、新電力の中ではどうか?

以下がその新電力の中だけでのシェアである。

1.エネット:14.4%
2.Fパワー:10.5%
3.テプコカスタマーサービス:6.9%
4.JXTGエネルギー:6.2%
5.丸紅新電力:5.4%
6.東京ガス:3.3%
7.オリックス:2.7%
8.サミットエナジー:2.7%
9.日本テクノ:2.4%
10.エナリス:2.3%

ちなみに、
3年前の2014年12月時点では
エネットのシェアは41%で、
2位Fパワー10%、3位:丸紅8%、
4位:JX日鉱日石エネルギー5%、
5位:日本テクノ4%だった。

なお、現在のところ、
電力小売事業を展開しているのは330社程度。
前述の上位10位クラスの年商は
400億円を超えてきており、
上位100位クラスでは
年商10〜20億円程度のようだ。

一方、小売事業登録していながら、
事業展開していない(撤退含む)のは
80社程度になっている。

単独事業として
しっかりとビジネスになっているのは
せいぜい30社程度。

どんな業界でも同様だろうが、
電力小売業界も
予想通り企業間格差が出ている。

今後も事業統合や合併、事業提携、
さらには撤退等、紆余曲折しながら
業界再編は続くだろう。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.eco-webnet.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1949

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)





■菊池 功プロフィール

          菊池 功        環境ビジネス
コンサルティングを
ゼロから立ち上げた男!



株式会社船井総合研究所
執行役員
環境ビジネスコンサルティンググループ 部長
菊池 功(きくち いさお)

■株式会社船井総合研究所
 TEL:03-6212-2934
 FAX:03-6212-2943
 Mail:eco-webnet@eco-webnet.com



<出版書籍>
2011年12月16日発売!
『中小企業は「省エネ・節電ビジネス」で儲けなさい!』
中小企業は「環境ビジネス」で儲けなさい!

『50兆円市場を狙え! 新規事業は「環境ビジネス」で仕掛けなさい!』
50兆円市場を狙え! 新規事業は「環境ビジネス」で仕掛けなさい!

『中小企業は「環境ビジネス」で儲けなさい!』
中小企業は「環境ビジネス」で儲けなさい!


●船井総合研究所
コンサルティングメニュー






【オススメブログ】



オフィシャルサイトはこちらからどうぞ 株式会社船井総合研究所


ブログランキング【くつろぐ】
人気ブログランキングへ
にほんブログ村 環境ブログ 環境ビジネスへ

■過去の日記