環境ビジネスコンサルタントのパイオニア!菊池功ブログ

VOL.593:「客観的データから見えるものは・・・」

ここ最近、アメリカの株価下落に連動して

日経平均株価も下落傾向だが、

改めて、この1年間の実際の市況感を

客観的なデータで見てみよう。

 

 

<小売販売額前年対比>単位:%

 

2016年

10月 99.8

11月 101.7

12月 100.7

2017年

1月  101.0

2月  100.2

3月  102.1

4月  103.2

5月  102.1

6月  102.2

7月  101.8

8月  101.8

9月  102.3

10月 99.8

11月 102.1

12月 103.6

(2017年平均101.9%)

 

 

2016年11月以降、

2017年10月を除く11か月間で

前年対比100%超となった。

 

2017年の年間平均では101.9%となり、

年間平均で100%超は2014年以来だ。

(2015年は99.6%、2016年は99.4%)

 

特に、2017年の12月の103.6%という数字は、

超安定期(衰退期?)業界の小売業としては

異例の高さである。

 

パッと見ると、

それほど高くないように見えるが、

遡って見てみると、

2014年4月の消費税増税前の

駆け込み需要以来の高い数字なのだ。

 

昨年1年間は小売業全体が

かなり堅調だったことが分かる。

 

<卸売販売額前年対比>単位:%

 

2016年

10月 93.4

11月 98.7

12月 97.6

2017年

1月  99.8

2月  99.6

3月  103.2

4月  100.9

5月  106.3

6月  104.4

7月  103.1

8月  104.3

9月  104.0

10月 105.1

11月 105.7

12月 106.8

(2017年平均104.6%)

 

 

卸売業は2017年3月から100%超になり、

その後10か月連続で100%超になっている。

 

その結果、2017年年間平均は

104.6%と高い数字となり

これほどまで長く100%超が続いたこと、

そして、年間平均がこれほど高かったことは

私の記憶にはあまりない。

 

ちなみに、2015年・2016年の年間平均は

それぞれ97.5%・94.7%だった。

 

小売業以上に衰退と言われている卸売業も

昨年は好調だったことが分かる。

 

<鉱工業出荷額前年対比>単位:%

 

2016年

10月 99.3

11月 102.8

12月 104.2

2017年

1月  102.5

2月  105.6

3月  103.5

4月  106.0

5月  103.7

6月  105.2

7月  104.2

8月  105.8

9月  102.6

10月 101.0

11月 102.3

12月 105.1

 

 

鉱工業に至っては

2017年は全月100%超だった。

 

小売業・卸売業以上に

安定して好調だったことが分かる。

 

バブル崩壊・円高不況・リーマンショックや

激しい世界的国際間競争で、

多くの企業が振り落とされてきた中で

勝ち残ってきた製造関連企業は

今や仕事が溢れかえっている。

 

今のところ、2016年11月以来ずっと

100%超が続いており、

ここまで連続して100%超しているのも

リーマンショック以降ではないことだ。

 

 

以上、

小売業・卸売業・鉱工業を見てきたが、

3業界共にここまで揃って

前年対比が毎月連続して100%超であることは、

リーマンショック以降で「初めて・・・」のこと。

 

それくらい、現在のところ、

あらゆる業界で景況感が良いということだ。

(あくまでもマクロ的には)

 

逆に、これらの反動が怖い…。

 

 

さて、今後はどうなるか???

 

 

皆さまの業界でも考えてみて欲しい

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