菊池功のプロフィール

菊池 功(きくち いさお)

株式会社船井総合研究所
執行役員 第三経営支援本部長

菊池 功(きくち いさお)

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環境ビジネスコンサルタントのパイオニア!菊池功ブログ

VOL.591:「太陽光、国の認定“取り消し”問題」

つい先日、

再生可能エネルギー固定価格買取制度

(FIT)に基づいて

多くの太陽光認定が失効されたと

資源エネルギー庁から発表された。

 

それは、2016年6月30日までに

認定を受けた再エネ発電設備で、

2017年3月31日までに

電力会社との接続契約を

締結できなかったものだ。

 

認定を取ったは良いが、

電力会社との接続契約していない、

つまり、売電もしておらず、

認定を持ったまま動かず(動けず)

という案件がかなり多かったのである。

 

2016年6月30日までの

固定価格買取制度(FIT)認定案件は、

約9,622万kWで約315万件。

一方、今回、失効した案件は

約1610万kW・約27万件。

 

なので、件数にして8.6%、

設備容量にして17%。

 

大雑把に言うと、

件数にして約1割、容量にして約2割の

認定が取り消されたことになる。

 

せっかく認定を取ったのに

なぜ動かず(動けず)取り消されたのか?

 

それは以下が主な理由である。

1.資金の手立てが出来なかった

2.投資採算が合わなくなった

3.土地契約が暗礁に乗り上げた

4.元々、認定獲得だけが目的だった

5.その他

 

上記1~3は制度スタート時における

知識不足・経験不足の為だが、

上記4などはまさに確信犯的なものである。

認定だけで取って権利を売る、

でも、売れなかった…そんな案件だ。

 

再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)

もこれである程度の膿は出るだろうが、

まだまだ「別な膿」は残っている。

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